手術をすることを決めたので、5月に受診した際にそのことを先生に伝えました。すると、あれよあれよと手続きを進めることに。この日はエコー検査もあったのですが、3月の受診時に
12cmだった筋腫は13cmにアップ。やはりペースが早い?
まずは3ヶ月間、リュープリンという注射をして、疑似閉経にもっていって筋腫を少し小さくしてから手術することや、術前検査の予定、MRIの予定、術式説明の予定、手術の日程などを決めていきました。今回は、リュープリン注射とその副作用が実際どうだったか、詳しく書いていきます。
目次
入院までの流れ
手術までの流れを以下にまとめてみました。
5/14 手術日程確認+リュープリン注射1回目
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6/11 リュープリン注射2回目
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7/12 術前検査(心電図、血液検査、尿検査)+リュープリン注射3回目
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7/30 尿検査+MRI検査+術式説明+麻酔科説明+自己血貯血
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8/10 入院
まず、手術をする、と決めると、いつぐらいがいいか希望を聞かれました。執刀医の先生の予定もありますし、手術までに3ヶ月間注射を打つのですぐには無理ですが、できれば相方の夏休みに合わせた方が、相方も休みやすいし、ということで8月を希望。
日程的にはギリギリセーフ!
というわけで、この日診察が終わった後からリュープリン注射を打って、4週間ごとに1回、3ヶ月間続けて打てば手術に間に合います。
最初7月月末でもいいですか、と聞かれたのですが、月またぎになってしまうと高額医療費制度で使える「限度額適用認定証」が最初の月か、後の月か、どちらかしか適用されないのでちょっと損になる場合が…。ですから、日程が自分で決められるのであれば、一週間ぐらいの入院をみこして月の最初から中旬にかけてがおすすめです。
大体の手術日が決まったら、手術の一ヶ月前ぐらいに、採血、心電図、レントゲン撮影、診察といった術前検査があります。
さらに手術の一週間ぐらい前に、尿検査、MRI検査、麻酔科説明、術式説明、輸血用の自己血貯血もします。朝から晩までびっしりなので、その日は一日仕事です。
「リュープリン注射」で擬似的に閉経状態にする
さて、リュープリン注射。
いったいどういうものなのか、というと、子宮筋腫や子宮内膜症によく使われる注射です。ホルモン療法として使用され、「卵巣では女性ホルモンの一種であるエストラジオール(卵胞ホルモン)の分泌を抑制して乳がん細胞の増殖を抑え」る働きがあります。
引用元 リュープロレリン:注射:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]
そのため、擬似的に閉経状態になり生理がとまることで、子宮筋腫が小さくなるという効果があります。だったら、それで小さくしたら手術しなくてもいいのでは、と思うかもしれませんが、リュープリンは連続して6ヶ月間しか使えません。
6ヶ月使ったら、6ヶ月また休むと、また6ヶ月使えます。
ただ、閉経までこれを続けるのはちょっと現実的ではありません。
もちろん副作用もあります。
副作用
頭痛、骨疼痛、骨疼痛の一過性増悪、疼痛、尿路閉塞、脊髄圧迫、低エストロゲン症状、ほてり、熱感、のぼせ
副作用は、更年期障害のようなほてりやのぼせがよく出るようですが、あくまで個人差。
あまりに辛いようだったら先生に相談しましょう。
1ヶ月に1度のリュープリン注射を3ヶ月間、継続して打ってみた結果
最初の一ヶ月目は、あまり副作用も出ません。先生もおっしゃってましたが、やはり2回め、3回めと打ち続けると、副作用もきつくなってきます。
ただ、1回めのときは生理がきましたが、その後は生理は止まったのでそれは精神的にも身体的には楽でしたね。twitterでつぶやいていたので、ログをさらってきました。
1回目の注射(5/14)
とりあえず8月に手術することは決定。それに向けて一時、子宮を閉経状態にするため4週間に1回の注射。副作用としてはホットフラッシュなどが出る人もいるらしい。あー、もーやだー!
— そら (@sorarium) May 14, 2018
今月から手術に向け、一ヶ月に一回リュープロレリン酢酸塩注射をするんだけど打ち続けていくと出てくる副作用が怖いな。今は一回目だからまだそれほど気になるような症状は出てないけど、主に更年期障害のような症状(ホットフラッシュ)や、ひどい肩こり、頭痛、しびれ、うつetc…。乗り切れのか。
— そら (@sorarium) May 31, 2018
2回めの注射(6/11)
手術に向けての2回めの注射。リュープリン注射は、お腹の肉をつまんでの皮下注射なのでそれほど痛くは無いが、つままれると微妙な気持ちになるのであった。
— そら (@sorarium) June 11, 2018
この日、手術日が決定。ついでに子宮がん検診もしてもらいました。
注射受けてから、若干、両手の指が痺れるし、一瞬貧血っぽくなってふらっと倒れそうになったんだけど、大丈夫かいな。
— そら (@sorarium) June 11, 2018
指に違和感。。
— そら (@sorarium) June 11, 2018
ホットフラッシュなのか、単純に暑いだけなのか、よくわからんなー。この症状。やたら暑い。
— そら (@sorarium) June 30, 2018
暑い💦 ホットフラッシュおさまれぇぇ
— そら (@sorarium) July 6, 2018
3回めの注射(7/12)
子宮ガン検診の問題はなし。今日の検査結果も問題なし。リュープリン3回目の注射をする。月末にMRIとったりするけど、その時に自己血採血もすることに。手術の時、輸血のリスクがあるので400mlだけとる。こわ〜い。
— そら (@sorarium) July 11, 2018
昨日注射したリュープリンの副作用、ホットフラッシュがきつい。クーラーがきいた部屋の中にいるのに、がっと暑くなって汗が出る。
— そら (@sorarium) July 12, 2018
今日は副作用のホットフラッシュがきつい。クーラーの中にいても急激に火照って汗がジワっと出て顔が暑くてとても不快だ。更年期ってこんな辛いの?
— そら (@sorarium) July 23, 2018
そして頻繁におこるホットフラッシュ。ふー暑い…!顔が熱い!
— そら (@sorarium) July 30, 2018
ほてりが酷い…もういい加減にしてほしい…。本当の更年期ってこれが数年続くの?まじで?無理でしょ。。
— そら (@sorarium) August 1, 2018
朝からほてりが酷いし、貧血で息切れするし、腰は痛いし…満身創痍。
— そら (@sorarium) August 2, 2018
おわかりのように、リュープリンを打つたびにどんどん副作用が出る頻度が多くなりました。ホットフラッシュは、身体が急にほてって(特に首から上)汗がじわっと浮き出てくるような状態です。クーラーをがんがんに入れていても。それが5分ぐらい続いて、急にすーっと引く、というのが一日に何回も起こるので、本当にしんどかったです。
次回は、入院一週間前。執刀医から受けた術式説明と、万が一のための自己血貯血について。