グランフロント大阪プレオープンでの南館をとりあげた前編に引き続き、怒涛の後編は「北館・ナレッジキャピタル」「うめきた広場」をざっくり紹介していきたいと思います。
前回紹介した2Fの連絡デッキを渡るとそこがもう北館。北館には南館と同じような商業施設と共にナレッジキャピタルと呼ばれる空間が広がっています。
まずは北館の商業施設からご紹介。
北館
まずは日本初出店の「ZARA HOME」(1F)。あのZARAのインテリア・雑貨に特化したショップということで話題…だったんですが、あんまりZARAには興味がなくちらっと見た感じ、私の好みそうな感じでもなかったのでスルーしました。
落ち着いた頃にまたぶらっと寄ってみてもいいかな。
それより、個人的に嬉しいのがACTUSです(1F)。西日本旗艦店として位置づけられたグランフロント店ですが、京都店や心斎橋店よりスペースが狭く家具の点数とかも少なめ。
ただし、家具からボディケア、アパレルまでを網羅する関西初のライフスタイルショップなんだそう。
私のお目当ては「梅田店限定マップトートバッグ」(¥3,360)でした。
手がけたのはNY在住のスタイリスト・レイチェル&マップクリエイター・マイケルだそう。購入したのでまた後日記事にします。
同じマップマグもありました。こちらも梅田店限定です。
これは数量限定で販売されていたカイ・フランクのヴィンテージグラスウェア。
他にもデンマークブランド「DESIGN LETTERS」の新作プレートやアルネ・ヤコブセンのフォントを用いたテーブルウェアはスタイリッシュでちょっと欲しいな、と思いました。
マップトートバッグをレジに持っていくと、スタッフのお兄さんが「これ、可愛いですよねー」と話しかけてくれてちょっと雑談。「アメリカのイラストレーターなんでちょっとおかしなイラストがあるんですけどねw」と。ぷぷ、確かに。
ACTUSのカードに入会(年会費・入会金無料)したら、併設のスーホルムカフェで使える1,000円チケットを差し上げます、と言われてつい入会。
そう、グランフロントのACTUSにはあのスーホルムカフェがあるんです!やったー。COCON烏丸(京都)のスーホルムカフェが大好きだったのでこれは本当に嬉しい。
ここのスーホルムカフェは食事に力を入れているそうで「特にミートボールおすすめです!美味しいですよー」と教えてくれたので、今度このチケットを持って食べに行ってきます。5月末までなので、平日を狙おうかな。
カフェは23:00まで使えるのも嬉しい。なんとなくJR大阪駅に近い南館より北館の方がすいてたので狙い目かも。同じく北館にはチャイを広めた名店「カンテ・グランデ」も入ってますし。
ちなみにACTUS 特設サイトでは、facebookページにイイねをするとクーポンがもらえたりとキャンペーン中なので要チェック。
4Fには、これまた西日本旗艦店としてオープンした「無印良品」です。こちらはさすがの広さ!茶屋町にあった無印良品が閉店し、梅田周辺ではルクアと阪神の中に小さいコーナーがあるだけでしたが、グランフロント店は本当に広々!
有楽町店に次ぐ大きさだそうで、ということは有楽町店はどんなに大きいんだろう…想像もつきません。
グランフロント大阪オープン記念商品として販売されていたのが、阪神タイガース、つまり虎をイメージした「バナナとチョコのバウム」。
大阪限定、トラロール! 無印良品です。 twitter.com/casanoka/statu… by @casanoka
— Casa BRUTUS (@CasaBRUTUS) April 23, 2013
こんなロールケーキもあるみたいですが、ちょっと見つけられませんでした。
展示も壁一面を使って視覚的にも美しく並べてあり、無印の正方形のボックスを上からずらりと吊ってそこに様々な商品を並べてあるのもいかにも無印らしくてすごくいいと思いました。
既存店とはちょっと違う!見てるだけで楽しい空間です。
もちろんCafe&Meal MUJIも併設。こちらは西日本初の焼きたてパンが食べられるベーカリーもあります。カフェスペースは窓際なので眺めも最高〜。
そして、「Open MUJI」という見慣れないコーナーが。ここは東京おもちゃ美術館とコラボレーションし、親子でいっしょに木を使ったワークショップに参加できる場所。
福岡のシロクマデザイナー・ミサコタロウさん(@taromisako)がロゴとサインを手がけたんですってよ。すご…。たろさんすごいよ。世界のMUJIのロゴを…。。
このパラパラっとランダムな長さの線がゆるーく散らばってる感じがオープンな雰囲気を出してて…好きだなぁ。
タロウさんがプレオープン前日の内覧会にいらしてたんで、てっきり以前サイトのリニューアルを手がけられたカフェ&ブックス・ビブリオテークの新店「bib baR」が南館に入ったので、そっち関係かなーと思ってました。そんでこっちのお店も気になるし!!
ワークショップは毎日やっているわけではないようなので、店舗に要確認。
このOpen MUJIには本棚があって、特に無印の本だけ、というわけではなかったので、なんだろうと思っていたらUtrecht[ユトレヒト]の江口氏がセレクトした「MUJI BOOKS」でした。
本はイベントに関わらず常設予定なんだそう。夏ぐらいから本格活用が始まるらしいので、しばらくは置いてある本をまたじっくり見に行きたいな。
ちなみに、Open MUJIは「開かれたオープンな場所という意味と、オープンソース的にノウハウや考え方をシェアするようなことができれば…」という、江口宏志さんのネーミングだそうです。
後、収納ボックスをカスタマイズできる「do it ジブンデ」。
置いてあるスタンプを、購入した商品ならいくらでも押すことができます。コンセントのイラストのスタンプとかあって使い方によっては面白そう。
こんな風に。
今のところグランフロント店でしか出来ないんだとか。んー、スタンプ好きは心くすぐられますね。
なんやこれは!と思ったのが巨大な「再生紙ノート用紙」のメモブロック。みんな落書きしまくりw
キッズ売り場には、木育広場が。木の匂いがふわっと漂ってきて思わず癒されました。
あと、地味に楽しみにしていた「刺繍工房」も入ってます。購入したシャツなどに刺繍してもらえるんですよー。自分だけの唯一のシャツが出来上がるというわけ。一回試してみたいな。
他にも「無印良品の家」コーナーとか、とにかく広くて見てまわるのだけでも大変。でもここに行けば無印の商品ならまず全部揃ってるので嬉しい。
ちょうど26日から無印良品週間がスタートなので、しばらくは激混みでしょうけどね。。
ともかく旗艦店が梅田にできてくれて本当に嬉しいです。
ナレッジ・キャピタル
さて、ナレッジ・キャピタルは本当にさらっと流します。ここはナレッジ(知)を集約させる空間、とでも言えばいいでしょうか。
新しい発見ができたり、最先端のものに触れることができたり、演劇やアートを楽しんだり、コミュニケーションをとったり、そういうことができるお店や企業が入っているスペース。
だから、見知ったお店でも、ちょっと「お?!」「なんだろう?!」と思うような一風変わったスタイルになっています。
例えば、メルセデス・ベンツのカフェ。
電子書籍が読めるカフェ・ラボ。
2Fには、植物工場を併設した「サブウェイ・野菜ラボ」。3Fにはボーネルンドの旗艦店があり、子どもと一緒に遊べるスペース「キドキド」が。(入会手続き(会員費等無料)をするとオーボールをくれるらしい)
6Fではボルダリングができたり、近大が養殖したマグロが食べられるお店があったりとか。
このへんはまたじっくり回ってみたいですね。
うめきた広場・うめきたセラー
ラストは、JR大阪駅と南館の間に広がる「うめきた広場」です。JR大阪駅からは、地下1Fでつながっており、そこに「うめきたセラー」が広がっています。
うめきたセラーには、レストランやスイーツショップ・カフェなどが入っていますが、南館の7F/8Fよりはカジュアルなカフェやレストランが多い印象ですね。
ようやく大阪にやってきた「ディーン&デルーカ」。若干機を逃した感じもありますが…。なんかオープン記念商品でいいのがあるかなーと探してみましたが、あんまり目ぼしいものはなかったのでスルー。
むしろこっちを待ってたよ!無添加だしの「茅乃舎」です。本店は福岡。だしだけではなく、無添加・化学調味料なしのちゃんと作られたドレッシングとかも販売されていて、ここなら安心して美味しいものが買えそう。嬉しい。
世間的に一番話題なのが、これまた日本初出店の「シティベーカーリー」ではないでしょうか。NYの人気ベーカリーでプレッツェルなどが美味しいらしいですが、テイクアウトはさすがに21時ともなると売り切れ。
このシティベーカリーのカフェがあるので、こっちでいただくという手もありですね。
ワインショップ「エノテカ」。ここではワインを買って抜栓料1000円程度を払うことで、店内スペースでワインを楽しむことができます。この日はちょっと肌寒かったのでテラスには誰もいませんでしたが、天気のいい夜にはテラス席がおすすめ。
この大階段の滝はすごいですよ!!
ちなみに安藤忠雄のデザインだそうです。
エノテカの店員さんは気さくに話しかけてきてくれましたし、またここでワインを買ってみたいなーと思いました。わりとお手頃なお値段のスパークリングワインも置いていましたし。
ラストはこれまた待ってた「カファレル」。巨大きのこの什器ですよ。可愛い〜。
あのチョコレートがこれからいつでも食べられるなんて!やっほー。でも一番好きな板チョコレートが置いてなかった。。残念。
チョコレートだけじゃなく、生ケーキも販売しています。カフェスペースが併設されているので、ここでそのまま食べることもできますよ。
このきのこのケーキ「フンゲッティ」、甘そうだけどめっちゃラブリー!完売してましたが、そのうち食べてみたいなぁ。
シュークリーム専門店もすぐ近くにあったんですがやっぱり売り切れ。
ここでタイムアップ、ようやく帰路につきました。
デザイン
トイレのサイン
各フロアの壁
エスカレーター脇の案内表示
エスカレーター
雑感
多種多様なお店が入っていますが、文具雑貨のお店も多く気軽に立ち寄ってぷらぷらとのぞくのが楽しみになりそう。
それから、カフェが結構多いので、休憩場所には困らないんじゃないかしら。
梅田界隈にある阪急、阪神、大丸、伊勢丹といったデパートとはまた違った感じなので競合はしなさそうですが、同じ方向にあるルクアが似てるから人の流れがどう変わるかなーと。
伊勢丹はさらにデパ地下だけになりそうな…(汗)
旗艦店がいくつも入ってるので、ここに行けば事足りる、になるのが嬉しい。
それと思ったより営業時間が長い。デパートはたいてい20:00までなので、20時以降に何か手土産を買いたいと梅田で思ってもいいお店が見つからないことがありました。
ところが、グランフロントは普通のショップも21:00まで、うめきたセラーのお店は22:00まで営業しているので、困ったらうめきたセラーに行けば今後は大丈夫なんですよ。これはありがたいですね。
さらに北館6Fのうめきたフロアの飲食店は、なんと朝の4時まであいてるし…。。(そんな時間まで梅田をうろうろすることは私はないけどw)
不満点は、北館と南館が2Fの連絡通路しかつながっていないのでとにかく非常に導線が悪い!!!これだけは本当に不便で仕方ないですね。なんで上階もつなげなかったんだろう。
だって、南館の7F/8Fで食事し6Fの書店や雑貨をめぐった後、北館4Fの無印に行きたいと思っても一旦2Fまで降りて連絡デッキをわたらないと行けないんです。
不便すぎ!!
頼むから6Fあたりにも連絡デッキを作って欲しいです。その上エスカレーターの位置がわかりにくい。。
各階にあるフロアマップが透明なので夜になったらすごく見づらい…!!普通のフロアマップにしてほしい。
iPhone/Androidoアプリグランフロント大阪コンパス (無料)を入れておけばマップがすぐわかるかと思ったら、起動時ダウンロードするのが鬱陶しいのと(特に3G環境だと余計に遅い!)、UIがわかりにくい。もうちょいなんとかならないもんでしょうか。マップもタッチしないと店の名前がわからないとか、、、ねぇ。
とまぁ、不満点を色々書きましたが、なんだかんだ言ってやっぱり新しい商業施設はワクワクしますね。私も相方も慌ただしいめぐり方ながらも非常に楽しめたので、またGWがあけてからゆっくり訪れるつもりです。
さて、梅田最後の一等地と呼ばれる梅田北ヤード。第一期のグランフロント大阪が完成したところで、次はいよいよ隣の第二期の開発へと向かいます。ここは緑化メインで、と市長は考えてるみたいですが商業施設も許可されるらしいので、どうなるやら今から楽しみ。
そして、大阪駅やヨドバシ梅田などが空中回廊で接続、階段を降りずに移動可能に – livedoor ニュースによると、2015年までには駅、ヨドバシ、グランフロント、ルクアなどのノースビルディングがすべて空中回廊で繋がるらしいので、そうなるとかなり便利になりますね。今は回遊性がなくただの目的地ですし。
今後、阪神百貨店や阪急うめだ駅のリニューアルなどまだまだ大阪キタの開発は進みます。一体どんな街になるのでしょうか。
長々とレポート読んでいただいてありがとうございました。
↑グランフロント特集です。
マップトートのイラスト たこ焼きですか?(笑)限定品ゲットってテンションあがりますね。だからついカモになってしまう。
この無印だけでも半日は遊べそう♬
ツイッターで存じ上げるタロウさん すごい人だったんですね!!
あー店舗もカフェも外観もロゴも、お洒落で格好いいづくめ。
田舎のねずみの(こねこだけど)私は きっとぐるぐる目がまわる~(@@)
招待券もらったのに行けなくて残念だったけど、むしろ自分が行くよりポイントを押さえたレポートありがとうです♡
コメント長くてすみませんー (^^;)