先々月のことなんですが、急にその日思い立って鈴虫寺に行ってみーひん?と相方を誘って昼過ぎから向かってみました。
一度行ってみたかったんですよね、鈴虫寺。たしか幸福になるとか、お願いごとを叶えてくれるとかで、すごい人気のお寺さんとしか知らなかったのですが。大山崎ICで降りても良かったのですが、迷いそうな気がしたので無難に京都南ICで降りて鈴虫寺へと車をすすめます。
着いたのは15時ぐらいだったのですが、駐車場にとめる時点で車が10台ぐらい並んでいます。。えー!どうやらこの専用駐車場にとめるためにみな並んでいるみたいですね。ちなみに駐車場は有料で500円です。
いつになるかわからないし、閉門されてしまうんじゃ、と不安だったので、その横にあったタイムズ鈴虫寺前にとめました。こちらは土日祝日は18:00までだと40分300円です。
後で知りましたが、わりと上の駐車場も待ちはするけれど回転は悪くないので、一人が駐車場に並んで、一人が門前に並ぶのがちょうどいいかもですね。いい季節だと門から1時間〜2時間ぐらい待つことになります。
別に紅葉のシーズンでもないのに、この並びようですよ!!!すごい〜。。。
紅葉はまだ青々としています。
説法が二部屋であるので、200人ぐらいずつが部屋に入り、30分ぐらい説法があり…次の200人と交代、となるので進む時はずんずん進むのですが、とまると30分ぐらいは動きません。
こちらが説法が行われるもう一つのお部屋。
境内は美しく整えられていて、待ってる間ぼーっとそのあたりを眺めているのも乙なもの。なぜかかえると背に小銭が。
こちらはカメ。カメの周りにも小銭。
親子がえる。
たぬき。
またたぬき。
杉苔かわいい。
かなり待ってから、お茶代をふくむ拝観料500円を払いようやくお部屋へ。お部屋の前にはいくつもの水槽があり、その中にいる鈴虫が9月にもかかわらず鈴を転がすような音色でりんりんと大きな音で鳴いています!
さすが鈴虫寺。
そしてこのお干菓子とお茶をいただきながら、住職の説法が始まりました。
住職は、桂 紹源氏。滋賀県の永源寺で修行を積んだ方なんだそう。この住職の説法は「鈴虫説法」と呼ばれ、すごく面白いのでこれを聞きにわざわざこのお寺へ来ている人もいるそうです。
確かに京都らしい皮肉っぽい語り口で、説法というと堅苦しい印象がありますが、この方の説法は全然そんなことなくものすごく面白く楽しく、そして心にすっと入ってくる、そんな説法でした。
人としての生き方、毎日の心持ち、お参りの仕方、お寺とは…そんな話を30分、笑いながら、あるいは、しみじみとお話をきくことができて、すごくいい時間でした。
お部屋を出る時に、自分の分と母の分のお守りを購入。
帰り際、門のわきに設置されていた「幸福地蔵」にお参り。お願いごとは、買ったお守りを両手にはさみ、中にはお地蔵さんが入っているので頭の部分だけは出すようにして、自分の名前、住所、願い事を一つだけ言います。
お願いは自分のことをお願いしてください、とのこと。
普通、おじぞうさんは裸足ですが、ここの幸福地蔵はわらじを履いているので、お願いごとをするとわざわざ自分のいるところにまでお地蔵さんがいらして願いを叶えてくれるそう。なんてありがたい。
帰りぎわ、そのへんを歩いていたら落ちていた渋柿。
電柱の表示が「苔」ってのもなんかシュール。
さて、買ってきた「幸福御守」。
こちらは常に肌身離さず身に着けておくべし、ということでお財布にしまっておくことにしました。
こちらのお願いの仕方を書いた紙も入っていました。
最近参拝した人やご病気の方の場合は、例外として郵送でもお守りを送ってくださるそうです。
私は母の分も買ってきたので、母にこの紙と一緒にお願いの仕方を教えて渡しました。ちなみにお願いする方向は、もちろんお地蔵さんがいらっしゃる方向に向けて。
願いがかなったら、お礼参りをお忘れなく。
【施設情報】
寺社名/鈴虫寺(妙徳山華厳寺)
住所/京都府京都市西京区松室地家町31
TEL/075-381-3830
拝観料/500円
定休日/なし
営業時間/
開門9時
最終受付16時30分
閉門17時