Adobe Lightroom 4 レビュー(4)新しくなった補正ブラシパネルの使い方

スポンサーリンク

昨日は基本補正パネルについてレビューしましたが、今日は補正ブラシパネルについてレビューしたいと思います。といっても、私はそんなに頻繁に補正ブラシを使っているわけではないので、さわりだけですが…。

Lightroom 3

こちらがLightroom 4の補正ブラシパネルです。右上のブラシマークをクリックすると出てきます。LR 3と違うのは、色温度、色かぶり補正、ハイライト、シャドウ、ノイズ、モアレ、フリンジ軽減が追加されました。

Lightroom 3の補正ブラシパネル

Lightroom 1

ちなみにこちらがLightroom 3の補正ブラシパネルです。LR3には明るさがありましたが、LR4ではなくなっていますね。後はLR3にあった機能はすべてLR4にも引き継がれています。

Lightroom 4の補正ブラシパネルを使ってみた

色温度・色かぶり補正

Lightroom 4になって補正ブラシパネルに追加された「色温度/色かぶり補正」はLightroomユーザーの多くが待ち望んでいた機能ではないでしょうか。

今までは色温度や色かぶり補正は写真全体にしかかけられませんでしたが、補正ブラシパネルに追加されたことによって、部分的に色温度補正ができるようになったんです!

つまり、窓の外の風景はそのままで室内の料理の色温度だけ補正したい、という時、補正ブラシを使えば簡単にできるようになりました。

Lightroom 6

基本補正パネル時、左下にある修正前/修正後を比較できるボタンをクリックしておくと、補正しながら比較できるので便利。ただ画面が小さくなるので細かい部分を補正したい場合はない方がいいでしょう。

Lightroom 4

まずはブラシマークをクリックし、左下の「選択したマスクオーバーレイを表示」にチェックをいれ、色温度を変えたい部分をブラシで塗ります。こうしておくと、どこが塗れていないかよくわかるので、きちんとマスクできます。

Lightroom 5

その後、マスクオーバーレイーのチェックを外し、色温度と色かぶり補正で料理の部分だけを調整。黄色かぶりしていた料理とお皿が補正されています。

こんな風に一部分だけ色温度が補正できるのは本当に便利〜!

ハイライト・シャドウ

Lightroom 7

基本補正パネルに追加されたハイライト・シャドウも部分補正ブラシパネルに追加されています。

なので、この写真のようにスリッパの部分だけシャドウを+100、ハイライトを-100にする、といったことが可能になります。影になっていた部分のディティールが見えますね。

ノイズ

Lightroom 8

これもLR4で補正ブラシパネルに追加された機能です。例えば…基本補正パネルで五重塔の梁の部分が見えるよう、シャドウを+補正するとします。

Lightroom 9

確かに梁部分は補正されてディティールが見えるようになってはいますが…よく見るとたくさんノイズがのっていて汚いですね。

Lightroom 10

この場合、補正ブラシパネルで五重塔をマスクし、

Lightroom 11 Lightroom 12

ノイズを+補正してあげるとかなり低減され、綺麗になります。そのかわり、少しぼやけてしまうので、同時にシャープも調整するといいかと。

段階フィルター

そして、この段階フィルターという機能もなかなか面白いですよ。

Lightroom 14

例えば観覧車の下部分、建物部分が全部真っ黒につぶれてしまっていますよね。その場合、補正ブラシパネルの窓のようなアイコンをクリックし、画像上でドラッグします。

そうするとその部分だけ色温度やシャドウ、ハイライト、シャープなど調整することができます。

Lightroom 13

これを使って、いわゆるtiltshift風の画像にすることも出来てしまうんですよ〜。こういうのはプリセットとして登録しておくと次からは簡単にできるようになります。

このあたりが使いこなせるようになると、もっともっと現像が楽しくなってくるような気がします。今まではPhotoshopに持っていかないとできなかったことが、Lightroom上でできるようになって、どんどん進化していっていますね。今後も楽しみ。

個人的には、モザイク機能がついたらブログ用写真に使うのにすごく便利だな、とは思うのですがまぁ現像ソフトなんでそれは無茶かしら(笑)

スポンサーリンク
この記事をお届けした
sorariumの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!

シェアする