Adobe Lightroom 4 レビュー(1)新機能のマップ+Eye-Fiの組み合わせは最強!

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先日、新しいカメラOM-Dを購入した(→レビュー記事)ことをきっかけに、RAW現像ソフトのAdobe Photoshop Lightroom 3からLightroom 4へアップグレードを行いました。Lightroom 3では、OM-DのRAW撮影に対応していなかったため、もうこれは仕方ないな、ということで。

※ちなみにRAW現像ソフト「Apple Aperture 3」と「Adobe Lightroom 3」の比較記事も過去に書いています。

E-P1ではずっとRAW撮影をしていましたが、やっぱりRAW撮影はいい!楽しいです。後で現像作業をすることで、きちんと取捨選択をするようになるので撮りっぱなし、ということがなくなり、いい写真だけを簡単に取り出せること、どんなに補正したりフィルターをかけても、RAWなので画像が劣化しないことが大きなメリットですね。

P9230098

というわけで、今後数回に渡ってちょこちょこLightroom 4のレビューを書いていきたいと思います。まず第一回目は、新機能の目玉といってもいいでしょう。マップ機能について。

Lightroomの新機能「マップ」で位置情報の表示が可能に

Lightroom 1

上部メニューに[マップ]という項目が増えているのがわかるでしょうか。それをクリックすると、ジオタグ対応のカメラ、もしくはジオタグを有効にしたEye-Fiで撮影した写真なら、ここに位置が表示されます。

地図はGoogle map。

これがめっぽう面白い。特に旅行に行った時にジオタグをオンにしていると、あ、そうそうこのへんだった!そっか、このあたりだったっけ、と後で地図上で確認することが出来るんですよね。すごく楽しい。

旅行じゃなくても、普段のお散歩でもジオタグをオンにしておくことで、自分のルートが辿れるのが本当に面白いです。

今までジオタグをつけるなんてちょっと怖いし、位置情報が漏れるなんて嫌だし…と思っていましたが、実際にやってみると本当に面白いです。ブログやtwitterで自分の自宅の位置情報が漏れたら嫌だ…、と心配している人もいるかと思いますがご心配なく。

実は、[マイロケーション機能]というのがあって、設定した半径○キロメートル以内で撮られた写真は書き出し時に撮影場所のメタデータをすべて削除する、というエリア設定ができるんです。これなら安心ですよね。この機能についてはまた次回の記事で。

やるべきことはEye-Fiのジオタグを有効にする

この機能を使うのに必要なのは、自分の持っているEye-Fiのジオタグを有効にするだけ。この設定はMac/PCのEye-Fi Center上で設定できます。

Eye Fi Center

Eye-Fi Centerを起動し、使用しているEye-Fiの設定アイコンをクリック。

Eye Fi Center

ジオタグのタブを開いて[ジオタグを有効にする]にチェックを入れます。

これで後は写真を撮るのみで、自動的にジオタグが付加され、[マップ]タブを開けばその位置にピンが落ちていて写真が見られるようになっています。

マップで位置情報が付加されているか見てみよう

まずはLightroomを起動し、上部メニューの[マップ]をクリック。

Lightroom

そうするとジオタグをオンにして写真を撮った場所にピンが落ちていますね。拡大縮小は下にバーがあるので、それで。

スクリーンショット 2012 09 23 15 51 13

ピンをクリックすると、上記の写真のように画像が表示され、[>]ボタンでそこで撮影された写真が次々に見ることが出来ます。

複数の写真にメタデータを設定

ちなみに、ここで表示された複数の写真に、後でメタデータを設定することも可能。

後から写真にGPSを付加してみよう

2012 09 23 14 38 03

逆に地図を検索してその場所を見つけてから、任意の写真を選択して後からGPSを追加することも出来ます。後でGPSが付加されてなかった!という時にこれはすごく便利。

例えば上記の例ですと、まずライブラリからGPSを付加したい写真が入っているフォルダを選択します。その後、マップタブに移動し、「華厳寺」という語句で検索すると地図上にピンが立ちます。

それから下にずらりと出ている写真の中から、該当の写真を選択し、地図の真ん中に出ている黄色いピンを右クリックすると、[選択した写真にGPSを追加する]という項目がでてくるのでそれをクリック。そうすれば、簡単に写真にGPSが付加されます。

その時同時に写真のタイトルを追加、この場合ですと[鈴虫寺]としておくと、後でメタデータからの検索ができます。

スクリーンショット 2012 09 23 15 30 00

こんな風に、画像を選択して任意の位置にドラッグアンドドロップをして位置情報を追加することもできます。

位置情報の精度は…?

Lightroom 1

ちなみに肝心の位置情報なのですが…若干ずれてますね。これはJR大阪三越伊勢丹内の天一で食べた写真なのですが、JR大阪三越伊勢丹ではなく、現在開発中のヨドバシカメラの横の造成地にピンが立ってしまっています。

位置の修正はできないので、もし正確な位置に直したい場合は一端位置情報を削除し、再度新しく位置情報を付加するのがいいでしょう。

これはEye-FiのGPS精度の問題かもしれません。

私は行ったことがある場所ならだいたいわかればいいので、まぁあんまり気にしていませんが。

この機能だけでもアップグレードして良かった〜と思わせてくれました!特に旅行好きの私にはぴったり。今度は海外旅行で撮影してやってみたいですね。

次回は自宅や会社など位置情報を付加したくない場合の設定についてレビューしたいと思います。

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『Adobe Lightroom 4 レビュー(1)新機能のマップ+Eye-Fiの組み合わせは最強!』へのコメント

  1. 名前:ガルカ 投稿日:2012/11/28(水) 17:38:05 ID:f69029ba5

    はじめまして。
    このEye-fiの記事は大変面白かったです。
    Eye-fiにジオタグ機能があるのは今まで知りませんでした。
    無線LANでデータをアップできるだけだと思っていました。
    これはとても便利な機能ですね。
    自分はSonyのGPSユニットを使っていますが、
    割と電池の消費が激しく、旅行では結構気を使います。
    自分はNikonのデジカメでいつもRAW撮影しています。
    ところでRAWにもジオタグは埋め込まれるのでしょうか?
    そこが気になりました。

  2. 名前:そら 投稿日:2012/11/28(水) 21:00:56 ID:e6950a1b3

    >ガルカさん

    ありがとうございます。
    そうなんです、Eye-Fiのジオタグ機能は
    今まで私も使っていなかったのですが
    Lightroomで表示できるようになって、すごく便利に感じています。
    ただ、Eye-Fiを使用していると
    無線LANを探そうとするためか、スリープ状態でも非常に電池の消耗が激しいので
    こまめに電源を切った方がいいかもしれません。
    そうそう、ご心配なく。RAWにもジオタグはきっちり埋め込まれていますよ!

  3. 名前:ガルカ 投稿日:2012/11/30(金) 00:31:41 ID:28ca1bfb1

    レスありがとうございます。
    RAWにタグを書き込むのは画期的ですね。
    Eye-fiも場合によっては電池食いますか〜(*_*)
    GPSユニットは電波を受信できないとき、
    電波の探査にやたら電池を食うようです。
    乗り物に乗ったり、建物に入ったりです。
    方法は全く違いますが、どちらもウィークポイントがありますね。

    そういえば、他のLR4のレビューも参考になりました。
    私はまだLR3で、LR4は体験版です(#^^#)
    補正ブラシもLR3は微妙な用途しかなかったけど、
    LR4ではずいぶん強化されてますね。
    LR3ではソフトスキンぐらいしか使ってないです。

  4. 名前:そら 投稿日:2012/12/01(土) 01:02:22 ID:9e4df987b

    >ガルカさん

    やはり電波やWi-Fiを探そうとすると
    電池をくうのですねー。
    もうちょっとこれを改善してもらえるともっと使いやすくなるのですが
    自動的にWi-Fiで自宅のNASにRAW画像を転送してくれる便利さには抗えず
    予備バッテリーを常にもって使い続けています(笑)

    ありがとうございます。
    LR4の補正ブラシはかなりよくなってましたねー。
    この調子でどんどんいいアップグレードをしてってくれると嬉しいものです。