結婚式の引出物でカタログをもらったので、そろそろフライパンを買い換えたいなぁと思っていたこともあり、柳 宗理 鉄フライパン 18cm 蓋付を注文してみました。
今使っているのは、相方が独身時代に使っていた無印のフライパンですが、かなり傷がついて焦げやすくなってきたことと、汚れもひどいのでずっと買い換えたかったんです。
柳宗理の鉄フライパンは前々から欲しいと思っていたのですが、とりあえずは目玉焼き用の小さいサイズのを買ってから、メインで使用している大きいサイズのフライパンも柳宗理のにするか決めようと思いました。
テフロン加工もいいけれど、やはり鉄フライパンは熱伝導率がよく美味しく出来るそうですし、お手入れも慣れれば簡単そう、そしてなによりデザインが素敵。
箱を開けると、フライパンと蓋がビニールに包まれており、持ち手のハンドルにはグッドデザイン賞のロゴシールが貼ってありました。
あぁ、やっぱり格好いい!今まで使っていたフライパンよりは少し重いですね。
一番の特徴はこの形。作り終えた後、器に汁がこぼれないよう注ぎ口がついてるのでこぼさずにすみます。
専用のふたは回転させると鍋との間にすき間ができるので、湯切りや油切りも簡単。蓋の角度を変えると、吹きこぼれの調節もできます。
使いやすそう!
さて、鍋が届いたらまずは鉄フライパン・鉄鍋にはかかせない「焼き込み」という作業が必要になります。鉄製なので錆びにくいよう、出荷時にはアクリルラッカーが塗られているため、これを焼き切らねばなりません。
私は以前、中華鍋を購入してやったことがあるのですがほぼ同じ。
鉄フライパンの焼き込み方法
まずは洗剤とスポンジで洗い、水で流した後、水気をふきとります。
ガスコンロの上にのせ、最初は中火に。
フライパンが暖まったら強火にします。
ここで注意!
最近のガスコンロは温度センサーがついているので、空焼きをしているとすぐに火力が弱になったり消えたりします。これだとなかなか焼ききることができません。
ですので、卓上コンロがある場合は卓上コンロでやることをオススメします。卓上コンロだと途中で火力が弱まることもなくかなり楽にできます。
もし卓上コンロがない場合は…濡れ台ふきを用意して、そこに時々置いて冷ましながらやってください。
あ、アクリルラッカーが焼き切れる時は塗装が剥がれて気化するので、必ず換気扇をつけてくださいね!
熱していくと、アクリルラッカーの塗装が剥がれて、段々薄い青色へと変色していきます。
どんどんこの状態が広がっていきます。このままだと縁の部分はうまく焼き切れないので、
こうしてかたむけながら、まんべんなく全体が薄い青色になるように火をあててください。ハンドル部分の上の方も熱くなることがあるので、十分注意を。
塗装が焼き切れたら、こんな色になります。
五徳の上でしばらく冷ましておき、冷めたらたわしでよーく洗い、水気をふきとります。
水を乾燥させたら、フライパンの内側にも外側にも油をうすく塗ります。
これで完成。
使用と保管の方法
使う時は、油をひいて軽く空焼きをして余熱。そこから調理を始めます。調理が終わったら、絶対に水につけて放置しないこと!錆びる原因になります。長く置いておくと汚れがこびりついてしまうので、できれば使い終わったら、すぐにタワシと水でゴシゴシ洗います。(といいつつ、早く食べたい時はそのまま五徳に放置して、後で洗うこともよくありますが)
この時も絶対に洗剤は使ってはいけません。油膜がとれてしまいます。
洗ったら、最後はコンロで火にかけ完全に水分を飛ばします。最初のうちは、このあと軽く油を塗っておくといいかもしれません。
焦げがどうしても毎回出る場合は、クレンザーや細かい目のやすりで焦げを落とし、再度焼きこみをすれば大丈夫です。
テフロン加工のフライパンは、油があまりいらなかったり焦げにくい、という利点もありますが、長い間使っていると加工が剥がれてしまうのでどうしても買い替えが必要になります。
その点、鉄のフライパンはちゃんと使えば、長い間使えるのが嬉しいです。しばらくこの18cmを使ってみて、メインでもいける、と思ったら25cmも買うつもりです。(メインはテフロンの方がいいかなぁともちょっと迷ったりもしてるんですが、結局これを買いそうな気がひしひしと…)
私もこれほしい。いつもながらそらさんの写真もすてきです。RT @sorarium: [ブログ更新] sorarium – 柳宗理の鉄フライパンを購入したので焼き込みしてみた http://t.co/Hjw4vVtT