イー・モバイル(EMOBILE)といえばPocket Wifiばかりが取り上げられますが、USBスティックタイプのデータ通信カードもあります。
兄がこのデータ通信カード「D22HW」を既に持っていたらしく、母が入院中暇だろうから、とEMチャージ という、事前にチャージした金額から通信料または定額料を支払うことでインターネット接続を利用できるプリペイド式のサービスに申し込んでから貸してくれました。
出張時などに使っているそうで、こういう入院時にはぴったり。1日だけ、や一週間、あるいは一ヶ月間、定額支払うとネット使い放題なのですよ。ばんざい。
目次
入院や旅行など短期利用にぴったり。月額料金いらずで使いたい時だけチャージ!
通常、データカードを新規契約する場合、本体料金+月額料金が必要になります。でも、このEMチャージは、最初に本体さえ購入しておけば、月額料は必要ありません。必要分をチャージして、あとは一日定額とか、7日定額プランを使うのが基本。
イー・モバイルのアウトレットなら古い端末であれば、1万円〜2万円で購入できます。月額料は無料。購入時初期チャージ額が最大10,000円分基本料無料とかあるので、端末によっては実質無料で使うことが出来ます。
普段は必要ないけれど、短期出張や旅行、入院時にだけ必要分購入して使えるというのはかなりよさそうです。
ただし、360日使わないと解約されてしまうとか、1日定額630円が使いたくても1000円チャージしないといけないとか、1週間定額2205円が使いたいのに3000円チャージしないといけないとか、30日定額4410円なのに、5000円チャージしないといけないとか、余ったチャージ分は3ヶ月で消えてしまうとか、色々注意点が多いので、購入する前にはプランをじっくりと読んでからどうぞ。
今回は、兄がチャージして30日定額プランを申し込んでから渡してくれました。
D22HWのユーティリティソフトはMac OS10.6非対応
とりあえず母はまだ使えない状況なので、私のMacで使ってみようと試してみたら全然接続できず…。カスタマーセンターに電話したり兄に聞いたりして、なんとか使えるようになるまで一苦労でした。
まずは、兄が送ってくれたイー・モバイルのUSBスティックを、Macbook Pro(以下MBP)に挿して、ユーティリティソフトをインストール…しようと思ったら
AutoOpenが予期しない理由で終了しました。
というウインドウが出てきて、インストール出来ません。よくよく説明書を見てみると、どうやら、D22HWのユーティリティソフトはMac OS 10.6(Snow Leopald)に非対応の様子。
うむむむ、と思いつつぐぐってみると、どうやら上位機種のユーティリティソフトを入れれば使えるらしい。に書いてある通り、D24HWのを入れてみました。ところがそれでも接続できません。
pppサーバーが確立できませんでした。
と出ます。最新機種ならどうだろう、と思って現在の最新機種であるD33HWのユーティリティソフトを入れてみましたが、それでも同様のエラーがでます。
打つ手なし。
EMOBILEのカスタマーセンターに電話してみた
仕方ないのでカスタマーセンターに電話して聞いてみることにしました。契約者の名前と電話番号、USBスティックの裏側に書いているIMEI番号、さらにUSBスティックにさしてあるチップを取り出して、さらにカードケースから取り出したところに書いてある番号を伝えます。
ドライバの削除をする
とりあえず、今いれているドライバを全て削除します。削除するファイルは4つ。
- アプリケーション>EMOBILE HW Utility.app
- Macintosh HDD>システム>ライブラリ>extensions>HuaweiDataCardDriver.kext
- Macintosh HDD>システム>ライブラリ>modern scripts>HUAWEI Mobile Connect – 3G Modem
- Macintosh HDD>ライブラリ>modern scripts>HUAWEI Mobile Connect – 3G Modem
この4つを削除したら、一度Macを再起動をします。
最新機種のドライバを入れる
起動したら、現在の最新機種であるD33HWのユーティリティソフトをダウンロードし、インストールします。
これで接続できるようになるかと思ったら、相変わらず「pppサーバーがうんぬんかんぬん…」。カスタマーセンターの方もお手上げで「他のPCで出来るか試していただくか、もしかしたらアンテナの接続が悪いのかもしれないので場所を変えてしてみてください」で終わってしまいました。
接続が悪いのかなぁと思いつつ、兄にメールをしてみたら、こないだ来た時にそこでつながってたからアンテナは問題ないとのこと。
(重要)EMチャージを利用する場合はAPN設定変更をしておく!
どうやら、EMチャージを利用する時は、この設定をしておかないといけないようでした。ユーティリティを起動。
「設定」ボタンをクリック。
プロファイル設定の「新規」ボタンを押して、新しいプロファイルを作ります。EMチャージご利用ガイド(※PDF)のp13の通りそのまま入れてください。
プロファイル名:rtc.data
アクセスポイント名:rtc.data(スタティックを選ぶ)
接続番号:*99***1#
ユーザ名:em
パスワード:em
これでOKを押して最初の画面に戻り、先ほど作ったプロファイル名を接続先に選んで「接続」とすれば、つながるはずです。
場所によって電波が弱かったりするとなかなかつながらなかったり、ものすごく遅かったりしますが、わりと快適に使えました。
これで入院中、母が少し回復したら母のPCにインストールして快適にネット生活が出来るようになるはずです。よかった。
ところで、このEMチャージ 、意外といいなぁと思い始めてきたので、私もちょっと検討してみようと思います。
普段は使わないけど、たまに、どこでもがっつりネットを使いたい人にはいいですよね。