10月三連休の初日は生憎の雨でした。そんな雨にも負けず、早速信楽へと向かいます。もちろん目的地は「陶芸の森」。毎年この三連休の時期に開催される「陶器祭り」がお目当てです。今年は「信楽まちなか芸術祭」というイベントの一環として行われました。
信楽駅前では、様々な窯元による展示即売会、そしてこの陶芸の森では、多くの作家さんたちによるセラミック・アート・マーケットが開かれます。
今回はちょっと高速が渋滞して、途中で下道から行ったせいもあり、あまり時間がなかったので陶芸の森だけです。
過去に開催された陶器まつり
私は相方と一緒に2007年から毎年行っているのですが、もう本当にこのお祭りが楽しみで楽しみで。相方も最初に行ってからすっかり、信楽焼の虜に。
信楽陶器まつり2007に行ってきました – sorarium
信楽陶器祭り2008で信楽焼きの和食器を購入してきた – sorarium
春の信楽駅前陶器市2009で器を色々買ってきた – sorarium
【信楽作家市 2009 (1)】文五郎窯・奥田章さんのブース – sorarium
【信楽作家市 2009(2)】小箱・竹口要さんのご飯茶碗とマグカップ – sorarium
【信楽陶器祭り 2009秋(1)】駅前にて信楽焼きの土鍋と片口購入 – sorarium
【信楽陶器祭り 2009秋(2)】堂本正樹さんのブースで粉引きを購入 – sorarium
【信楽陶器祭り 2009秋(3)】器のしごと・村上直子さんの茶碗蒸し – sorarium
信楽焼の器の手触り、色、温かみがすごく好きなんですよね。
会場の様子
陶芸の森に行くと、即売会エリアとセラミック・アート・マーケットエリアに分かれます。どうやら、駅前だけでなくこちらでも即売会やっていたんですね。知らなかった。
かなり芝生のあたりがぬかるんでいて、ちょっと大変でした。人出はあんまりいないかな…。初日にしては少ない感じが。やはり雨の影響が大きいのかも。
運営本部でこのお買い物券を購入。駅前の会場でしか使えないのかと思っていたら、こちらの作家さんのブースでも使えるときいて、とりあえず5000円分購入。(あとで足りなくなって2万円分さらに追加購入しましたが…)
5500円分のお買い物券です。これはたくさん買う人にはかなりお得。
時間がないので急ぎ足でまわりました。うーん、もっとゆっくり見たかったなぁ。ちなみに左が小箱の竹口さんのブース、右が文五郎窯さんのブースです。
今回購入した器たち
まずは、私も相方も大好きな作家さん。小箱の竹口要さんのティーポットというか急須。
去年、彼が作った別の急須を見た時も、すごくぐっときて欲しかったのですが、その時は予算オーバーで買えませんでした。それから一年、色々急須を見て回りましたがやっぱり彼の作品以上に欲しい!と思わせてくれるものがなく…。
今回色々ブースを見てまわりましたが、これが一番渋くて、私たち二人の、とりわけ相方のツボにはまったようで、思い切って購入することにしました。
最近の作品には、こうして銘を入れられるようになったのかな?すごくいいと思います。さりげなく、そして美しい。
中も丁寧に作られていて、本当にすごい。この作品もすごく作るのが大変だったそうです。
これを持っていくと「え、これも買ってくれるんですか。いいんですか。もっと安いのもありますよ。本当にいいんですか。」とびっくりされてしまって、思わず笑ってしまいました。いいんです、これで。というか、これがいいんです。
もううちは竹口さんの作品のファンなのですよー。
13,800円というかなり大きな出費でしたが、もう仕方ないですよね。惚れちゃったんですもん。
そして、義理の両親にペアのお茶碗を。こちらも竹口さんの作品。赤と黒のシックな色合いがすごく好き。以前、相方はこの黒のを使っていたんですが…私が割ってしまって…本当にごめんなさい…。
というわけで、これは贈り物に。
相方の新しいお茶碗は竹口さんの新作のこちら。ティーポットと同じように、この掠れた模様がいい!竹口さん自身も最近これが気に入っててwとおっしゃってました。いいなー、いいなー。素敵だ。
結局あわせて2万円オーバーだったのですが、竹口さんが、いいですよ、もう2万円ぴったりで、と1500円もオマケしてくださって。確か前もそうだったような…。いや、別にまけてもらったからいいって言ってるんじゃないですよ(笑)
ほんとにこの方の作品が好きなので、こうして集めてしまうのです。我が家に少しずつ少しずつ増えていく竹口さんの作品。実店舗ではほとんど売られていないので、こうして毎年、年に二回行われる陶器まつりで手に入れるのを待つ次第。なので、相方のお茶碗も割った後しばらくはお客様用のお茶碗で我慢してもらってました。
でもこうして、ゆっくりと揃えていくほうが、楽しみも育っていく感じがして好きです。竹口さんも何度も来ていただける方が嬉しいです、とおっしゃっていたことですし。
ブースには、時折試作品がまじっていて、そういうのはちょっと安く売られているので、よーく見てみるといいですよ。
そして、こちらは「器のしごと」の茶碗蒸し。2,500円。去年3つ買ったのだけれど、4つ目を購入。これでお客様がきても出せます。
ラストが文五郎窯さん。
こちらのオランダ皿はもうずっとずっと欲しいなぁと思っていたお皿。リムの部分には十草をイメージした細いラインが。そして器の真ん中にはうすい刷毛目の模様。これは一皿一皿、刷毛の模様が違います。27cmサイズ。4500円。
最初はこれよりもう1サイズ大きいのを作っていたそうなのですが、食器洗い乾燥機に入れられないことや食器棚に入らないこと、実際作る時、大きいサイズだと半分の確率で割れてしまってとても難しいこともあり、今ではこちらの27cmの方が人気でスタンダードサイズなんだそう。
確かに使いやすいサイズです。
パスタが好きな我が家では、これに早く盛りつけてみるのが楽しみ。今回は一枚でしたが、また次の機会にでも二枚目を…!
そして、箸置き。黒の方は以前も買ったのに割ってしまって…(うう…。割れるものとはいえ、悲しい)。今回は白の貫入の入った箸置きも購入しました。各300円。
奥から「一つ一つ、割れ具合が違うんですよ」と色々出してきてたくさんの中から選ばせていただきました。ありがとうございます。ちなみに文五郎窯さんの食器は、シミ止めのためすべて撥水コーティングしているそう。お米のとぎ汁で煮たりする必要もないらしいので、手軽に使えそうです。
油物とかの場合は、使う前にすっと水に通すといいのはどの器でも同じですしね。
作家の奥田さんともお話できて、ちょっと感激でした。
これから、寒くなる季節。竹口さんの急須で一保堂のお茶を飲みつつ、炊き込みご飯とか茶碗蒸しをいただくのが楽しみ。そしてもちろん、金曜の夜には奥田さんのオランダ皿で。フォークも置ける長い箸置きも重宝しそう。
いい器がたくさんまた我が家にやってきて、これからじっくりとつきあっていきたいと思います。
はじめまして。
私もこの3連休に信楽に行きました。
こちらに越して来て「行きたい」とずっと思っていたので行く事自体が嬉しくて。
色々見た中で、竹口さんの作品が一番好きで器を買いました。
急須もすごく欲しくて何度も何度も見てましたが相方が「次の楽しみにとっときなよー」と言うので後ろ髪を引かれつつ帰ってきました。
画像を見るとやはりいいですねー(ちょっと後悔)
このかすれた感じ、たまりません。
そらさんは何度も行かれていらっしゃるのですね。
今から過去記事も含めゆっくり読ませてもらいます。
また遊びにきますー。