甥っ子が、「たこ焼き作ろう」と誘ってきたので、オーケー、作ってみようか、とたこ焼きパーティを我が家で開催しました。
どうせ作るなら、ちょっと本格的に作りたいじゃないですか。出汁の入った美味しい大阪のたこ焼きをね。というわけで、ちょっとググって色々と見てみたところ、下の二つの記事を発見。
- ためしてガッテン:ごっつウマ! たこ焼き大革命
- たこ焼き職人:おいしい「たこ焼き」の作り方
ためしてガッテンだけでは、ちょっと具が淋しいので、二つのサイトを見比べながらいいとこどりでやってみました。
それでは作っていきます。
材料(4人分/70個)
まずはタネ(生地)の材料から。
- 薄力粉(小麦粉) 300グラム
- 卵 3個
- 水 1リットル
- 昆布 5-6cmに切ったものを1枚
- 鰹節 お茶パック1袋分程度
- 氷 グラス一杯分ぐらい
- 塩 3グラム
- しょうゆ 小さじ3
- サラダ油 大さじ1
そして具の材料。
- タコ 300グラム
- 紅ショウガ 1カケ
- 青ネギ 3-4本
- 天かす 適量
ソースは適当に。
- ウスターソース(我が家のソースはパパヤソース)
- ケチャップ
- しょうゆ(隠し味なので小さじ1程度)
あとは、
- 青のり
- 鰹節
- マヨネーズ
はお好みでどうぞ。
準備するもの
作るための器具など。結構他のものでも代替可能です。
- たこ焼き器(当然これがないと…)
- 油ひき(なければキッチンペーパーを丸めたものでもオーケー)
- 竹串(千枚通しだとたこ焼き器が傷ついてしまうので)
- タネ挿し(お玉でも出来ます)
- はけ(ソースを塗る時に。使う時は、毛を一旦水で濡らしてから)
(下準備)鰹と昆布の出汁をとって、氷を入れる。
まずは下準備として、たこ焼きのタネに入れる出汁を作ります。これが美味しさの秘密。美味しいたこ焼きには必ず出汁が入っているんですよ。
ためしてガッテンレシピでは出汁の素を使ったレシピがあるので、簡単にすませたい場合はそちらをご参照ください。1リットル分の水にいれればオーケーです。
出汁をきちんととると風味が違うので、私は出汁をとりました。では出汁のとり方。
1. 1リットルの水を鍋にいれ、昆布を入れます。本来であれば30分ほど置くのが理想ですが、時間がないので15分ほど入れて、火にかけます。沸騰直前に昆布をとりだし、次に鰹節を入れて1-2分軽く煮たら、取り出します。
2. 醤油を大さじ3入れます。(後で氷を入れるので味が薄まるため、ちょっと多めに入れました)
3. ボウルに水を入れ、その上に先ほどの鍋を入れて冷まします。(時間があれば自然にさましてもいいですよ)うつってるのは母の右手w
4. 冷めたところで、氷をコップ一杯分投入!氷だしにします。なぜ、こうするのかというと…
プロをもうならせたガッテン流のたこ焼きの秘策とは、生地を溶く際に氷水を使うことです。
小麦粉の中には、サクサク感を邪魔する、グルテンというタンパク質が存在します。このグルテンには、低い温度では成長しにくいという特徴があります。ガッテンでは氷水を使うことで、そもそもグルテンができにくい環境を作り出すことに成功しました。
グルテンが出来ちゃダメだから、ということですね。
(下準備)具材を切る
出汁を冷やしている間に、具材もちゃちゃっと準備。
たこは一口大、ねぎは小口切り、紅ショウガはみじん切りにして、並べておきます。
たこ焼きのタネの作り方
では、いよいよ生地づくり。
1. 卵3個と、塩3gを入れて軽く混ぜます。
2. 冷ましておいただし汁に、薄力粉を3回ぐらいに分けて入れながらよくかき混ぜます。ダマにならないように。
3. サラダ油大さじ1を入れます。(コクと香ばしさが出るらしいです)
4. (1)の卵を入れて、よく混ぜます。
5. 器にてんかすと青のりを入れて、準備は完璧。では焼いていきまーす。
焼き方
1. 油をたっぷりと入れます。底の方にたまってるぐらいじゃないと、カリカリに焼けません。むしろ、たこ焼きは「揚げる」と言ってもよいほど。穴の周囲にもしっかり油をひきます。
2. まずは蛸を投入!軽く焼いたら、種を入れていきます。半分入れたところで、他の具材を入れます。ねぎ、紅しょうが、天かす。そしてさらに種を入れ、周りにあふれ出すぐらいたっぷりと。この周りの部分をあとでねじこむことで、たこ焼きがまーるく仕上がります。
そして焼き方で重要なことが一つ。
素人は、作る過程でひっくり返したあと、丸くしようと何度も触ってしまいます。一方達人は、まず半分返して中の生地をドロッと出し、そこが固まるのを待ってからさらに半回転します。
つまり、空洞を作ることを意識して、わざと2段階に分けてひっくり返していたのです。さらに、1回目と2回目の返しの合間はほとんど触りません。その結果、空洞の有無という決定的な違いが生じたのです。
私、すっかりこのこと忘れてて普通に何度も触っちゃいました(笑)
あとはたれを塗って、青のりやかつお節、お好みでマヨネーズをつけて出来上がりなのですが、我が家のウスターソースは、京都で作られているパパヤソースです。
添加物(合成保存料・合成甘味料・合成糊料・合成着色料・カラメル・化学調味料等)が一切入っていないソースで、甥っ子ユウ用のソースなんですが、それとは関係なく、すごく美味しいんですよね。
びっくりしました。ちょっと辛みがあって、これを入れるだけでたれの味がいつもと全然違うことにびっくりです。普通のケチャップと、このソースを混ぜて、隠し味に醤油をさっと入れただけなんですが。
おすすめです。
で、完成品を食べてみると…
いやぁ…びっくりするほど美味しかったです。普通のたこ焼きとはちょっと違う味ですね。ソースをかけなくても美味しい。生地そのものに味がついています。これはウマーーー!
ちなみに関西では、ほとんどの家にたこ焼き器があると言いますが、私の周囲の友人たちも大体持ってる気がします。なんか、唐突に作りたくなっちゃうんですよね。粉もん。我が家じゃ、夕飯がお好み焼きの時も結構あったりして。母がお好み焼き好きなのですよ。
いやぁ、美味しかった。また作りたい。
おいしそ~!!!
今週、たこ焼き器を買うので、さっそくやってみます!!