なかなか旅行記が進みませんね。一向に香港に着きません(笑)と言いつつ、一応これがフライトまでの最後のエントリです。最後のエントリはやっぱり関西国際空港、通称「関空」です。
レンゾ・ピアノが設計した空港ターミナルビルは、翼を模した緩やかな円弧状のカーブを描く独特の形となっている。20世紀を代表する事業に贈られる「Monuments of Millennium」の「空港の設計・開発」部門に選定されたほか、空港の設備やサービスについて利用者の投票によって決める「AIRPORT of the YEAR 2006」で世界第4位に選ばれるなど、建造物としての空港やその機能について、海外から非常に高い評価を受けている。
レンゾ・ピアノはイタリアを代表する建築家で、建築界のノーベル賞とも言えるプリツカー賞も受賞しています。代表作は、フランスのポンピドゥー・センター。構造・配管を全てむき出しにしたガラス張りの建物で、ものすごく格好いい。
そして、レンゾ・ピアノの公式サイトもいい。
Flashで作られていて、トップページはスライドショーで彼の作品が次から次へと見られるのだけれど、普通は建築のサイトなら建物全体の写真がばん、と出てきますよね。もちろんそういうものもあるんですけど、細部の素材のアップだったり、例えば関空の工事現場で働いていた人たちが、朝にきっとみんなでラジオ体操してたんだろうな、という写真が出てきたりして、すごく見ていて面白い。
これはいいアイデアですよね。建物がどうやって出来上がっていったのか、どういう人たちが関わって出来たのか、背景が見られるのは。
レンゾ・ピアノといえば、以前はてなの近藤社長がこんなエントリをアップしていた。
NHKで安藤忠雄とポンピドーセンターなどを設計したレンゾ・ピアノの対談を見た。盛んにピアノが「詩的」という言葉を使っているのが印象的だっ た。建築はまず第一に安全でなければならないが、それだけでは足りない。美しくなければならないし、詩的でなければならない。美というのは表面的なもので はなく、精神的なものである。謙虚なものである。
確かに、彼の作品はとても美しい。これが関西国際空港ターミナルだ。伸びやかでダイナミックな曲線は翼を模してあり、人々を送り出す出発フロアにふさわしい。単純に格好いいなと思った。こちらは四階の国際線出発フロア。
二階は国内線出発フロア、一階が到着ロビーになっている。
こちらは出国ゲートを通り抜けてから、スターバックスでお茶をしていた場所から見えた風景。飛び立ってゆく飛行機が見える。
シャトルに乗って搭乗口へ。
搭乗口。
と、まぁ出立前に空港で既にこれだけ写真を撮っていたわけですが、本当にこの関空は昼間もいいんですけど夜がまた格好いいので是非一度は見ていただきたい空港の一つです。
さて、日本の天気はあまりよくない模様。小雨が降っていますが今日は無事に出発するようでほっと一安心。ようやく機内に乗り込みます。さすがに振り替えられただけあって、一緒に行った相手とは前後の席になってしまいましたが、まぁ、仕方ないですね。
昨日の夜の時点で、ネットで再度チェックインして座席指定しておけばよかったんですがそこまで思い当たらず。
機内食はハンバーグとピラフ。
乗ってほっとしたので、スパークリングワインを頼み、ちょっとほろ酔いでフライトを楽しみました。窓際がとれなかったので雲海写真は撮れませんでした…。残念。
あと、前日の台風のせいで香港空港に着陸する飛行機で混み合っているらしく、一時間ほど上空で旋回する羽目になりこれまた到着するまでにどっと疲れたんですが、まぁ、仕方ない。
いよいよ香港上陸です。続きます。
レンゾ・ピアノ×安藤忠雄建築家の果たす役割 (NHK未来への提言)
レンゾ・ピアノ
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関空の中を順に進み飛行機へ…。
背後霊になって?後ろからのぞきこんでる気分。
もう行って帰ってきてるのが分かっているのに
ちゃんと飛ぶのか、ちゃんと着くのか、ドキドキしながら読んでます(笑)
続きが楽しみ♪♪♪