路地奥の町屋バー「bar奥」~築100年を超える坪庭のある町家で(四条高倉)

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前回の続き

最近、京都には町家を改装したダイニングレストランやカフェが本当に多い。なぜだろう、あのほの暗さ、格子から漏れる灯火を見ると郷愁に誘われるのか、人々は惹きつけられてやまない。

以前訪れた「(spoon)」も「restaurant iro」もそう。どちらも同じ京都の設計事務所「steg.com」が手がけており、今回の「bar奥」も「steg.com」によるもの。だからこそ行きたかったのだ。

というわけで今回は、その匙のすぐ側の路地を奥へと入っていくと静かに佇む町家バー「bar奥」について。

目印はこの小さな行灯。

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そして一歩足を踏み入れて頭上へ目をやれば、大きな和紙の照明がまるで満月のように訪れる客を照らしている。この雰囲気ですでにやられてしまいそう!

そして路地を進むと、

「お数屋いしかわ」と隣り合って「bar奥」が。ちなみに「いしかわ」はSOU SOUのプロデュースを手がけている建築家・辻村久信氏TDO + moon* balanceが店舗デザインを担当している。こちらはおばんざいがいただけるので今度又ここでお食事をいただいてみたい。

※「お数屋いしかわ」については、辻村氏のブログをご覧あれ。→TDO + moonbalance:アーカイブ

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さて、bar奥。一階はカウンターとテーブル席がいくつか、奥の方には坪庭がありそこを通り抜けるとお手洗いがあります。私たちもカウンターかと思いきや席があいておらず、二階の座敷(バーなのに!)へと案内される。

靴をぬぎ(う、ブーツだったのに!)、急な階段を上がっていくと(昔の階段はそういうもんです。わりと段差が大きい)格子で区切られた一部屋の中にソファが2組。もう一組にはカップルが…、あ、ごめんね。ちょっと邪魔しちゃったかな。(笑)

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いただいたのは、ウォッカベースのカクテルを一杯、

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そしてジンベースのカクテル「パラダイス」をもう一杯。ここのオススメはどうやら「京野菜を使ったカクテル」らしく、ちょっと変わったカクテルがあったんですが、ごめんなさい、冒険できませんでした。また今度…。

この日はすでに「くうのま」で、ゆず酒一杯と、梅酒を二杯、そして焼酎を一杯をいただいていてちょうどいいほろ酔い加減。

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こちらはチーズの盛り合わせ。 美味しい。

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二階の部屋の隅にはこんな風に植栽まである。かなり暗く、手元だけが照らされていいて、とてもムードがあっていい雰囲気。恋人とくるにはぴったりではなかろうか。

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そうして、私たちは色々と話しをしながら数時間を過ごした。私たちももう29歳だよ、早いね。信じられない。出会った時は、確か20歳かそんなもんだったのに。大人だよ、もう。

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【関連サイト】
bar奥 (オフィシャルサイト)
(べっぴんやの姉妹店なのだそう。ぺっぴんや自体もまた行ってみよう)
steg.com
→手がけた設計事務所。
NEW OPEN !(京都にできた新しいお店):Leaf Kyoto
→「路地奥に誕生したバーで味わう オリジナルの和カクテルが話題」
京都食べある記 BAR奥
→坪庭の写真がちらり。
MY NORMAL DAYS : 1 Day Road Trip to- Kyoto
→二階の写真が明るくて、よくわかります。
ダイニングセッションRADIO : 旬味べっぴん屋 代表 山口晋吾さん【1杯目】
→インタビューが聴けます。ちなみにbar奥はぺっぴん屋の姉妹店。

bar奥
住所/京都市下京区四条通り高倉下ル高材木町221-1
TEL/075-344-6040
営業時間/17:00~24:00
定休日/不定休
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