これは、今年の夏のとある夜。
京都の四条烏丸付近にある「flowing KARASUMA」というビルに入っているダイニングレストランに行ってきました。ここは東京駅を設計した建築家・辰野金吾氏の晩年の作品で、昔は銀行として使われていたビル。それを後藤繁雄氏がプロデュース、設計デザインをgrafの服部滋樹氏がリノベーションし、カフェダイニング、ブックストア、ヨガスタジオなどとしてオープンした建物です。
↓昼間のflowing KARASUMA
↓夜はこんな感じ。ぐっと趣が出る。
↓エントランス上部。flowing KARASUMAのロゴとflowingの文字が、白熱灯に照らされてすごくよい感じ。
オープンしたてだったからか、どこで食べようかとこのあたりを歩いていたら、入り口に立っていたここの女性スタッフが声をかけてきました。ちょっと愛嬌があって好感を持ったのと、熱意?(笑)を感じたので、じゃ、ここにしようか、と入ってみました。
↓テーブルには一つ一つ、こうしてキャンドルが置かれていて、間違えて私吹き消してしまったんだけれど、そうしたらスタッフがすっと来て、またすぐにつけてくれた!食事ももう終わっていたのに。その心遣いが嬉しい。
↓コース料理の内のパスタ。明太子パスタなんですが…おお!美味しい。本当に美味しい。
↓メインの魚料理も、文句なし。
↓デザートまで、どれも手を抜かずきちんと作ってあって、とてもよかった。思ってたよりずっと。最後まで満足させてくれる味でしたね。
京都 ランチ 一見さんの会 京都のランチを実食リポート!: flowing KARASUMA 天井の高い旧銀行空間でプッタネスカ
旧北國銀行は、大正5年に大阪の貿易商布屋の2代目山口吉郎兵衛の依頼により「山口銀行京都支店」として誕生。建築は東京駅を設計した辰野金吾、62歳晩年の作品だそうです。北國銀行として機能していた(平成16年7月まで)ことはまだ記憶に新しいです。Tearaimizu-cho Placeプロジェクトとして、長谷ビルが著名なプロデューサや設計士を招いて完成させた
この人は、明治の建築王と呼ばれていたらしい。Wikipediaによると
辰野が得意とした赤煉瓦に白い石を帯状にめぐらせるデザインは、ヴィクトリアン・ゴシックに影響を受けたもので、「辰野式」とも称される。別人が同様のスタイルで設計したものが、辰野設計作品と誤解されている場合もある。
flowing KARASUMAは写真を見てもらったらわかるように、まさに「辰野式」ですね。
カフェダイニングのメニューは、おいしいもの、みずみずしいもの、カラダがよろこぶものばかり。イタリアンをベースに、組み合わせの妙が生きる食材使いと素材の魅力を引き出す調理法にこだわる園田寛シェフ。オーガニック食材を取り入れ、幸せを感じる食事づくりをめざすフードコーディネーター冷水希三子氏。~中略~造りはそのままに、修復4割、デザイン6割の意識でリノベーション。5mもの高い天井に、タイル、木などの質感を組み込み、grafオリジナルの家具を配した空間は、モダンでありながらとてもシンプルだ。
修復4割、デザイン6割?ってなんかちょっとわかりにくい表現だな。しかし、確かにこの高い天井は、開放感があって心地よい。
↓厨房の様子がちらりとかいま見える。
↓flowing KARASUMAでスタートしたイベント「flowing TABLE」の2回目がyou tubeに上がっていました。(先日、三回目があった模様。平日にするのやめてくれんかな…絶対行けないしw)
↓手前の大きなテーブルももちろんgraf作。ここで、flowing TABLEが毎回行われます。
flowing KARASUMA « OSAKA PiTaPaによると、PITAPA提示で「平成20年2月末までの期間限定!カード提示でカフェダイニングディナータイム 飲食代金10%OFF」などの特典もあるそうで。へぇ、PITAPAってそんなのもしてるんだね。ちなみに私はICOCAを使用してるのでPITAPAは持ってません。
【関連記事】
flowing KARASUMA行ってきました! -週刊 京都ニュース-(関係者向け内覧会の様子)
Reo’s Journal: flowing KARASUMA。(All aboutのガイドでもある麻生玲央氏のブログ)
坂本美雨 「ニクキュウ ブロローグ」 : flowing KARASUMA.
【関連サイト】
flowing KARASUMA フローイングカラスマ(公式サイト)
graf
flowing KARASUMA フローイングカラスマ
京都市中京区烏丸通蛸薬師下ル手洗水町645
CAFE DINING | BOOK & GALLERY | GOODS
TEL. 075-257-1451(代表)