数年ぶりの再会

　東京で働いている友人がいる。もう数年ほど会っていない、大学時代の友人ジェイ君。時々手紙のやりとりをする。

　お互いメールアドレスを知っているのに手紙でやりとりする友人が私には多い。同封したいものがある、というのが理由の一つではあるけれど、個人的で親密な内容をメールでやりとりするのはどうも苦手なのだ。メールだと、私は文章を綴りすぎるきらいがある。いくらでも、すらすらと。それはあまりいいことじゃない、と自分では思っているので、私は時間をかけて、一通の手紙を書き上げる。時には一週間ぐらいかけて。結局、破り捨てたりすることもあって…、だけど、そのスタイルは私の小さなこだわりだ。

　大学時代、

既に私はサイトを運営していたから、彼は現実で知り合ったにもかかわらず私のことを「そらさん」と呼ぶ。多分大学で会うより、掲示板やメールでやりとりしていた事が多かったからだろう。サイトを運営していなかったら、おそらくそれほどには仲良くなれなかったんじゃないだろうか、という気がしている。当時も今も、私は口には出せない言葉を綴りつづけているのだ。

　シキ君との共通の友人だから、12月にはこっちに帰ってくるかな、久しぶりに飲みたいね、という話をしていたらちょうどこちらに帰ってくる、と数年ぶりに３人で飲むことになった。

　私と、シキ君と、そしてジェイ君。本当ならもう一人の友人がいるはずで、彼女が彼らと同じクラスだったからこそ私も彼らと親しくなったのだがまぁ、仕方有るまい。事情というのは人それぞれあるのだ。

　少し早めに京都に着いた。今日の京都は、快晴で青空に京都タワーがとても映えて綺麗だった。でもとても寒い。京都の冬は底冷えする、とよく言われる。風が冷たくてまいった。

　藤井大丸でsally scottとunited arrowsを見てまわって、franc francでキッチン用品を見る。欲しいものがたくさんあったのだけれど、今日は荷物を増やしたくない。こういう時、店内で販売している全ての商品がwebで購入できるようになぜならないのだろう、ということを考える。こういうショップももちろんweb shopを運営しているのだけれど、本当に「一部」の商品しか購入できなくて、いつも欲求不満を感じる。

　寺町京極のよーじやでせっけんを買って、京都駅に舞い戻る、八条口で再会。→明日に続く。