今日の「NHK プロフェッショナル・仕事の流儀」は写真家・上田義彦氏でした。この人は、サントリーの伊右衛門の広告写真や、以前とりあげたのを覚えておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、広告の日に放送された資生堂CMで、カメラをまわした人です。
この人はデジタルカメラを全く使わず、大判のカメラを使用していた。一瞬の勝負。「そちらの方がいい、と自分が思ったらそうした方がいい。できるなら、みんな。きっとその方がいい。」とは、自分の持つ力を揺るぎなく信じていられるからだよね。その自信は一体どこから生まれてくるのだろう。経験と実績をつんだからこそ?そういうわけでもなくて。強いな。
そうして、彼が葛西薫氏に依頼されて、「サントリーホワイト」の広告のために撮ったドイツ文学者のポートレイトはおそろしく格好よくて身震いした。
来週は、編集者石原正康氏です。
写真家上田義彦
一瞬を捕らえるプロ 心を打つ映像 作り物でない表情 人間の心と心の対峙の中 見いだされるようだ。 自分を信じ 真剣に全力