MacとiPhone間で画像データをやりとりする際、USBケーブルを遣わずにWi-Fi(無線LAN)や3Gでやりとりする方法としてdropboxを先日紹介しました。(iPhoneで撮影したスクリーンショットを劣化せずにdropbox経由でMacに送る方法 – sorarium)
本当に役立つアプリですが、いかんせん残念なのがiPhoneの純正dropboxアプリでは複数の画像を選択し、一括してdropboxに送るということが現状では出来ません。なので、カメラロールから一つ一つ選んでは送信し、という七面倒くさい方法ではないと送れないのです。
これを解決する素晴らしいアプリケーションが「PictShare」です。
製作者は「そら案内」や「月読君」を出しているitok氏。現在iTunesのapp storeでソーシャル・ネットワーキング有料アプリカテゴリでは7位に入っています。
対応しているサービス
- Dropbox
- Evernote
- Flickr
- mixi
- Picasa
- フォト蔵
- メール
先日アップデートされ、Evernoteにも対応しています。今後、はてなやtumblrにも対応予定なのだとか。
大きな特徴
- サービスごとに写真解像度を設定できる
- オリジナル写真のExifをそのまま送信できる
- バックグラウンド送信ができる
- 複数写真をまとめて編集、送信ができる
- 送信ごとに送信先のアルバム(フォルダ)を設定したり、新規作成できる
- マルチアカウントに対応している
- 写真ごとにタイトルやコメントを編集できる
使い方
まずは右端の設定アイコンを押し、自分が使用するサービスの設定を行います。Twitter投稿時にPictShareのハッシュタグを挿入、がデフォルトでは「オン」になっているので、これを外します。サービス設定を押すと以下の画面になります。
自分が使いたいサービスのアカウント名とパスワードを入力し、それぞれ設定を行います。
設定するとこのように表示されます。サービスを追加したい場合は、下の「アカウント追加」から。
次に左端の「アルバム」アイコンを押すと、自分のカメラロールが表示されます。
アルバムを選択すると、日付ごとに分かれています。例えばdropboxに送りたい場合、この状態で複数タップすれば複数が選択されます。
例えば、dropboxにフォルダを分けて保存していきたい場合、そのフォルダに入れたいものだけを選択します。
選択したら、下の「送信」ボタンをタップ。
Twitterアカウントの場合はこのようになります。
解像度は各サービス毎に240-1280pxまで変更できます。
編集を押すと画像にコメントをつけたりすることも出来ます。
Twitterの場合は、Twitpic/yfrog/Plixiの三種類から投稿先を選択できます。
今回はTwitter投稿ではなく、Dropboxに送りたいので上部のアカウントをタップし、使用するサービスを切り替えます。
送り先のフォルダを選択することも出来ますし、自分で新規作成することも出来ます。
そして「送信」を押せば、dropboxに複数の写真画像が一枚ずつ送られます。
Dropboxの公式アプリと違うのは、公式アプリの場合、ファイル名に日本語が入るので後でリネームする必要があったのですが、このアプリだと数字のみのファイルなので、そのままブログ等にアップロードして使うことが可能なのも、予想外に嬉しいことでした。
転送中に落ちる
ただ、転送中にエラーが出て送信できないことがちょくちょくあります。突然アプリが落ちてしまう。何度か試すとうまくいきますが、特にバックグラウンドで動かそうとする場合によく起こるような感じでした。転送中は何も動かさない方がうまくいくかもしれません。
この転送エラーは結構ネックですが、こういうiPhoneのアプリレビューをする時に使うスクリーンショットをさっと送れるようになったのは本当に便利です。これはかなり重宝しそうな予感です。UIもそら案内のようにわかりやすく、ブログでアプリレビューを書いたりする人にはかなりおすすめしたい一本です。
PictShare – multiple photos/movies uploader
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: ¥300
複数画像を一括でdropbox,twitter等に送れる「PictShare」が超便利 – sorarium http://t.co/TIbf0ji via @sorarium
いやアルバム指定して送信したり、高度技術が詰め込まれたアプリだよこれ…
キャプション入れたりも出来る!