せっかくこの時期に高松に行ったら見ておかなくてはならいものが。実は高松は「瀬戸内国際芸術祭」の開催地でもあります。
規模は小さいですし、作品も少ないのですが、高松港にも作品が点在しています。そして、瀬戸内国際芸術祭の公式ショップがサンポート高松の中にあるマリタイムプラザ高松一階の特設会場にあるので、こちらも見逃せません。
芸術祭のVI、ポスター、マップなどをデザインしたのは原研哉氏。写真は上田義彦氏のもの。
どのポスターも素敵で欲しくなるぐらい。
マリタイムプラザ高松の中にあるオフィシャルショップ。芸術祭パスポートを持っていると駐車料金が無料になります。サンポートB2街区とA1街区の駐車場、大的場駐車場が対象です。入場時に提示が必要。入り口で誘導員がスタンプを押してくれるそう。
瀬戸内国際芸術祭実行委員会のロフトワークスがサイト上で公募し、瀬戸内の名産品をリデザインしたものや、芸術祭のロゴをあしらったグッズなどが販売されています。
参考)Roooots瀬戸内の名産品リデザインプロジェクト発・新しい名産品デザイン | Features 特集 [loftwork.com] 佐藤卓氏やひびのこづえ氏が審査員となり選出されました。
さて、高松の瀬戸内国際芸術祭の作品は大きく4つ。
一つめが、作品番号76 ジョゼ・デ・ギマランイスのフラワー/ハッピースネーク。舞台である島と高松港にこういった観光案内看板を設置。オブジェに各島それぞれの特徴を描いた絵画を組み合わせています。高松港からは各島々への船が出入しているので、船の絵。
この作品は港に3つ設置されています。
二つ目が、大巻伸嗣の「Liminal Air- core」
まるでカラフルなトーテムポール。鏡面に仕上げられた柱の表面が空気や光によって変化する。それが他者から見た自分を表しているのと同時に、高松の環境を可視化するゲートとも。
三つめが椿昇の「ピー・アール・オー・エム」
旧高松港管理事務所だった建物をミラーパネルで覆い、道路をはさんで向かいの木々と空を映し出していて、空と建物がまさに同化しているように思える。内部では映像が見られる。
そして最後が、同じく椿昇の「高松うみあかりプロジェクト」。これは椿氏の指導のもと、地元の中学校や高校や各種団体が、瀬戸内ににちなんだオブジェを制作。商店街など色んな場所に点在している。
3つめの「ピー・アール・オー・エム」でこのうみあかりMAPがもらえるので、時間のある人は探してみるといいかも。
こちらがそのうみあかりプロジェクトの一つ。北浜alley内umieのガレージに設置してあったもの。
こちらは丸亀商店街内に設置してあったもの。
それにしても真夏の芸術祭はかなり体力的にこたえます…。相方のアトピーがひどかったので今回直島に行くのを諦めたのですが、この暑さ!諦めて正解でした。この高松港をまわるだけで、汗だくに。水筒は手放せませんでした。
行くのならちょうど今頃あたりがベストシーズンかもしれません。
さて、サンポート高松から車で5分ほど移動したところに瀬戸内海に面した路地裏の倉庫街 北浜alleyがあります。倉庫を改装し、雑貨やカフェなどが立ち並んでいて、フォトジェニック!
そのうちの一つ、「umie」というカフェで一息つくことに。ここはデザイン事務所がやっているカフェです。
窓際の席からは瀬戸内海が眺められ、インテリアや暮らし・雑貨や旅などの本がたくさん置いてあって、なんとも落ち着く空間。
ついつい長居してしまいそうに。手作りのケーキも美味しかったのですが、惜しむらくは若い女性スタッフの対応が非常に悪かったこと。全く愛想がないどころが、不機嫌そうな感じで、せめてカフェをしているのであればもう少し愛想があってもいいのでは。。
少し年配のスタッフの応対はにこやかで良かったのに、その方のレジでの応対や、接客に非常に居心地の悪さを感じました。
お店の雰囲気はよいのに、、、もったいない、、、なんだかなぁという気持ちでお店を後にしました。接客ってやっぱり大事だと思うのです。カフェってお茶や空間をただ提供する場所、だけではないですよね。
お店を出るとちょうど夕暮れ。ここから見る瀬戸内の風景はとても美しいものでした。
ちなみに「瀬戸内国際芸術祭」に行くのであれば、この公式ガイドブックを買っておくとかなり役立ちます。私も現地で購入しましたー。