昨日、今出川のあたりに行ったついでに、老松が近くにあると聞い、これは!と老松北野店に行って「夏柑糖(なつかんとう)」を手に入れてきました。
もうずーーーっと昔から食べたかった和菓子の一つです。老松といえば夏柑糖、というぐらい有名ですよね。夏限定なので、この季節のテレビや雑誌で取り上げられることもしばしば。
購入したら一緒に同封されていた紙にはこんな説明が。
4月になるとそろそろ萩より夏みかんが届けられてきます。夏みかんを夏柑糖に仕上げる作業の始まりです。
夏みかんをきれいに洗い、蓋用に皮を切り取ります。皮を傷つけないように切り口から竹べらを介添えにして、中の小袋を一つ一つ丁寧に指でとり出します。小袋についている苦味の強いシロジョウを取り除いてからやさしく果汁を絞ります。
これと並行して作っておいた寒天がちょうど頃合いに冷めたところで、こした果汁を加えます。少し冷まして、くりぬいた夏みかんに流しこみます。
手作りにこだわることにより夏柑糖のさっぱりした後味がうまれます。
老松の夏柑糖は、甘夏ではなく、昔からの酸分の多い夏みかんを材料としております。甘夏と夏みかんの違いは、その果汁中のクエン酸の含有量に起因しており、甘夏は夏みかんの改良種です。
ずっしりと重みのある夏柑糖の入ったビニール袋を開けると、夏みかんの酸っぱい香りがただよい出してきて、ぞくぞくします。
軽くのせられている蓋部分を持ち上げると、中にはぎっしりと寒天が詰まっています。
ぷるぷると震え、見た目にも涼やかで、美しい。
スプーンですくって一口、口の中に放り込んでみると、夏みかんの甘みとほんの少しの苦味が一瞬口の中で混ざり合い、またたくまに溶けていってしまいました…。ほろほろと。
そうなると、もう一口、もう一口!ととめられません。けれどもあまりにも早急に食べてしまうにももったいなくもあり、そんなジレンマの狭間にゆれるのがなんとも快感で。
ゼリーのあの弾力のある硬さとはまた違うんですよね。儚い口溶け。これが寒天の美味しさなのかもしれません。
一個1,260円と少しお値段ははるので、なかなか気軽には買えませんが(笑)サイトを見ると、今年の「夏柑糖」の受付は既に停止、ネットショップでの販売は7月中に終わってしまいましたね。店頭なら昨日の時点ではまだありましたが。
直接行けない方は、また来年のこの季節をお楽しみに。
老松
住所/京都市上京区北野上七軒
電話/075-463-3050 FAX/075-463-3051
営業時間/8:30-18:00
定休日/無休
う~ん!
美味しそう~
来年、ネットショップで買って食べようかな!
北海道は、メロンの季節です。メロンも美味しいよ!