以前、カフェ・ド・ガウディで豆を挽いてもらったら、驚くほど美味しかったのに一週間もするとがくんと味が落ち、さらに一週間たつともう転がり落ちるように風味が落ちていくのを相方が嘆いていたのですが、今回とうとうコーヒーミルを購入しました。
プロ仕様と名高い、「Kalita ナイスカットミル 」が最初は欲しいなぁと思っていたのですが、ちょっとお値段が高いことと、置き場所があるかと迷っていたのですが、これまたtwitterで元珈琲屋さんの@katsutaroさんに「Kalita セラミックミル C-90 」を教えていただいて、結構コンパクトだから省スペースだし、お安いし、評価も良かったので、じゃぁ、これにしようかと決めちゃいました。
じゃーん。黒とアイボリーがあったんですが、黒で正解!そして思ってたより小さいので、これなら収納するのも楽そうです。
ただ、最初届いた時、このパッケージだったのでびっくりしました。
え…!頼んだのは黒ですけど…?!
表面も裏面も同じデザインだったので、びくびくしながらオープンしたら中身はちゃんと黒でほっとしました。届いてすぐ、粉受けや豆入れの部分(ホッパー)を外し洗剤で洗って、完全に渇かした後で再セット。
ホッパーと、一番下の刃の部分との間にもう一つ豆を調整する部分もあるのですが、これも外せます。ただ、ホッパーを外すにはここの部分を下に押さえながら外さないといけないので、最初はちょっとコツがいるかも。
再セットもちょっとばかり手こずりました。
さて、豆。今回は、前回の記事でお伝えした「GREENS coffee roaster」のブレンド豆を使用します。
↑ 珈琲豆を飲む分だけすくって… 今回は一杯分。でも本当は二杯分入れた方が良かったかも。後で@katsutaroさんに聞いたら、
オレの場合はスプーン二杯で200cc抽出。これが1人分。2人の時は三杯強で、400cc淹れてます。ペーパーの場合。
とのことだったので。
↑ ホッパーにセット。蓋をして、目盛りを中挽きの「4」に合わせてスイッチを入れます。
Ustreamにその様子をあげてみました。
たったこれだけ。実に簡単!初心者にはもってこいです。そして、出来上がりは、すごい珈琲の香り。挽き立てってこんなにぶわっと襲いかかってくるものなのですね!!!今までの粉のとはやっぱり全然違う。新鮮な香りがします。
ただ、最後、動画で「カラン・カラン」と刃がからまわりしてる音が聞こえましたよね。
@sorarium あと、どうしても豆が残ってしまうので、挽いている途中でミルをゆすってあげたり、最後にスイッチ切った後にもう一度スイッチを入れると残った豆をあますことなく挽くことができます。
だそうです。
↑ ドリッパーに挽いた豆をセット。実は、この時結構豆の薄皮があるのがわかりますか?
私はこのまま入れちゃったんですが、本来なら薄皮はちょっと取り除いた方がよさげ。挽いた後に上下に振ると薄皮だけ飛ぶらしいので、次回は気をつけたいと思います。
↑ さて。蒸らし。まずは電気ケトルでお湯を沸かし、90-92度程度になるまで待ちます。沸騰したお湯は入れてはダメなのだそう。
ドリップポットがある人は、そちらに移して待ちます。その前に、ドリップポットやコーヒーサーバー、カップにお湯を入れて温めておくとベスト。
ちなみにドリップポットは、@katsutaroさんの一押しはユキワ。ドリップポット(ユキワ、タカヒロ、カリタ)の比較サイトを教えてもらってみましたが、蓋が落ちないタイプのがいいみたいです。月兎は、口が若干太めなのでお湯の調整がしにくいらしく、出来れば細口のものを選んだ方がいいとのこと。
うーん、うちの電気ケトルはものすごい幅広w なのでお湯の調整がすごく難しいんです。ユキワは高いのでカリタのドリップポットをまた買おうかな、と考え中。
さて、入れ方なのですが、私の入れ方はこんな感じ。
最初30秒は外側から中心へ向かって、のを描くようにお湯を入れて、お湯が下に落ちる前にとめ、もこもこと粉がふくらむのを待ちます。これが蒸らし。ふくらんだら、抽出量になるまで、2ー3回にわけて同じように「の」をかきながらお湯を足していきます。
この時、ペーパーにお湯がかかるとそのまま珈琲を抽出せずに下に落ちてしまうので、ペーパーには必ずかけないよう注意しながら入れていきます。抽出量に達したら、お湯がドリッパーに残っていてもすぐにフィルターを外して捨てます。残しておくと雑味が入っちゃうらしいです。
で、抽出し終わった後のサーバー。
ゆっくりと注ぎます。これまたUstreamでw
↑ はい、できあがり。
飲んでみたら、かなりあっさりとした味。私がもっていた珈琲の苦さというのはあまり感じられませんでした。
相方はかなり物足りなさそう。。以前飲んだカフェドガウディのはもっとぶわっときた、と言ってました。どうやら、抽出量と入れ方を間違ったのかも。豆を買って一週間なのでそんなに風味が落ちているわけでもないと思うので…。
自分で、「ちょっと早くお湯を注ぎすぎたかも…」と反省していたのできっとそのせいかな。あと抽出量に対しての豆の量が少なかったですね。
他にもコツを聞いてみると…
蒸らしは膨らみの様子によって時間変えます。膨らみ切ったら蒸らしは終わり。お湯を注ぎます。お湯の注ぐ早さは豆が膨らみすぎないくらいで。
蒸らしで膨らんだ状態を壊さないように注ぎます。べちゃべちゃにならないように。あと、お湯はできるだけ途中で止めないように。また抽出する量になったら、すぐにフィルターは外します。つまり、お湯を注いでいない時は抽出させないようにします。
お湯はちびちびじゃなくても大丈夫。その淹れ方でもよいと思います。ただ、その淹れ方だとあっさりした味になるかなと思ったので。
やはりちょっとコツがいりますねー。
ミルで挽いた後の香りはすごく良かったのに、残念!腕が足りない…。。今度はこのあたりに注意して再チャレンジします。
でもそれにしてもミルで豆を挽くのって楽しいですね、なんかわくわくします。
今回飲んでみて、やっぱり私はブラックコーヒーは苦手だなぁと思ったので、スチームミルクが出来るやつでも買って一緒にコーヒーを楽しんでいきたいです。これから、ね。
豆の量とか抽出量、淹れ方は参考程度でね。
豆や味の好みによって変わってくると思うのでこれ!というものはありませんから。
楽しんで淹れられて、美味しく飲めるようになるといいですね。