既に大きく報じられているのでご存じだと思いますが、手芸や編み物系のムックを多く出していた出版社「雄鶏社」が、4/20に自己破産を申請しました。
こういう場合、サイトは削除され404エラーになることが多いのですが、雄鶏社のサイトは現時点(4/24 17:16)では未だ生きています。ただし「通信販売」ページへのリンクは切れたままになっていますが…。
自己破産の原因は、出版不況+金融不況、その上昨年が暖冬だったため、編み物をする人が少なかったのがとどめとなったようです。
出版不況で売上げが低迷、9億円強の借入金などの金利負担が重く、サブプライムローン問題による金融機関からの借り入れもままならなかったうえ、昨年の暖冬で売上げ見込みの落差が大きく、今回の事態を招いた。
そ、そうかぁ。暖冬が影響するジャンルってのもあるんですね。昭和20年創業というから、創業64年にして…。
大型倒産速報 | 帝国データバンク[TDB]
出版業界の不況が続くなかで趣味・嗜好の多様化などにより読者数は減少。このため、低価格の「きっかけ本」シリーズや料理関連など手芸関連以外の出版も手がけていたものの、近年の年売上高は20億円台にとどまっていた。余裕のない資金繰りのなか、前年度の販売が振るわず、今期に入ってからも業況は好転しないことから今回の措置となった。
でも、逆に不況なんで手芸とかやる人が増えてもおかしくなさそうな…。料理本も出してたみたいだし、今はウチメシがブームだから、もうちょっと頑張れば…と思ってしまうのですが、もうそこまで体力が残っていなかったのかもしれませんね。
「ワッフル焼こう」も、復刊.comでせっかく復刊したようなのに。
老舗の出版社が倒産していくのを見るのは、悲しいですね。