「BRUTUS(ブルータス)」の最新号は農業特集でした。
アートディレクターの佐藤可士和氏までもが、二年前から千葉で週末農業を始めたそうです。→”佐藤可士和が提唱する「おいしいエンターテインメント農業」。”
建築家・城戸崎和佐さんたちが考がえてくれた「ベランダ用プランター」とか、今すぐベランダで出来る「BOOK IN BOOK」とか。なんだかちょっと興味が引かれる種が埋まってます。
さらにD&Dのナガオカケンメイさんも本格的に農業を始めているらしく、”レストランのある野菜畑が、ナガオカケンメイの夢です。”ときた。
そんなナガオカさんの日記でも、この号について少し触れられていたのですが…
畑にいくのに化粧が濃いのは明らかに何か変だ。 | ナガオカ日記 | D&DEPARTMENT
畑にいくのに濃い化粧をするのは明らかに何か変だ。最新号のブルータスを見て、表紙を飾っている人たちのそんな様子に、筆ペンを振り切って、紙とペンと筆がなくなって、なにかが吹っ飛んでいる様子に見えた。そして多くの人がそういうことに気がつかなくなっている。それは本当にかっこいいことだろうか。
雑誌の中で大根を引っこ抜く女性の写真から、気のせいか香水が匂った。
相変わらずナガオカさんは厳しい一言。けれど、地についた言葉だ。
農業はオシャレでもアートでもエンターテインメントでもない、と、私は、我が家のそばにある畑を見ながら思うのでした。毎日、祖母が言葉通り手を入れて、美味しい野菜を育てあげて、私たちに与えてくれる畑を。
ブルータスの表紙には、きっちりと化粧をした女性が大根を抱えている。だけど、雑誌に載るのであれば綺麗にうつりたい、という女心もわかってあげてくださいよ、と思ったりもするんだけどね。ぬぬぬ。
あら、偶然にも本屋で立ち読みしたものですね。あはは。困った物です。本屋の人すみませんといいながら。ついでにCasa brutusの方もみましてけれどね。