1/19に、新しい情報紙がリクルートからプレ創刊されました。その名も「EX:JAPON(エクスプレス・ジャポン)」。
東急電鉄沿線限定の無料情報紙で、ミドルビジネス層がターゲット。R25の兄貴分とも言えるかもしれません。大きく違うのは、R25が「A4」冊子なのに対して、エクスプレス・ジャポンは「タブロイド判」4色カラーだということ。
タブロイド – Wikipediaによると、タブロイドとは「新聞の用紙サイズで開いた時に約23.5インチ×14.75インチ(597mm × 375mm、A2判に近似) となる判形」とありますが、エクスプレス・ジャポンは「B3変形」です。
元々、タブロイド判は、英国で出来た判型で、日本ではスポーツ紙や「日刊ゲンダイ」「夕刊フジ」「産経エクスプレス」などが「タブロイド(大衆紙)」版、他の朝日や日経、毎日といった新聞紙は「一般紙」として区別されています。
東急沿線の主要なポイントにラックを設置し、毎週月曜日5万部発行されるということなのでお近くの方は探してみてください。
※参考までに、産経エクスプレスの発行部数は、約7万部(日刊)です。
エクスプレス・ジャポンが設置される駅名
東急田園都市線12駅
渋谷駅/池尻大橋駅/三軒茶屋駅/駒沢大学駅/桜新町駅/二子玉川駅/溝の口駅/鷺沼駅/たまプラーザ駅/青葉台駅/長津田駅/中央林間駅
東急東横線13駅
渋谷駅/中目黒駅/祐天寺駅/学芸大学駅/都立大学駅/自由が丘駅/田園調布駅/武蔵小杉駅/日吉駅/綱島駅/菊名駅/妙蓮寺駅/横浜駅
ここで、R25の創刊メンバーである方が書いたこんな記事があったので紹介しておきます。
FPN-R25の創刊メンバーとして「ex:japon(エクスプレス・ジャポン)」の創刊に一言いっておくか
元々、R25を立ち上げたときの、一番最初のストーリーは、欧米にあるメトロという無料の新聞をヒントに数百万部規模の新聞ライクなフリーマガジンを作って、既存紙媒体の広告費を置換していきたい、ということだったので、いよいよ本丸に行くのか、という感慨がある。
しかし、新聞の広告費自体が、インターネットに抜かれるぐらいの規模感になって、雑誌広告もメタメタな状態なことを考えると、、スイッチする対象のマーケット自体がシュリンクしている、という意味でも、ムム・・という感じはある。(それとも、チラシ広告のマーケットを置換するストーリーなのだろうか。)
新聞の契約購読者数がどんどん減少しているというニュースを最近はよく目にしますが、新聞、という形態はしていても、中身はターゲットを絞り込んだ情報誌なので、少なくとも、需要はありそうですよね。この形にしたのも、通勤電車の中でさっと読んでもらいたい、という思いがあるからでしょうか。
新規事業というのは、事前のデスクリサーチ期間というのは、人工衛星や航空写真から、開墾するのに最適な土地を捜すようなもの。実際に地表に降りて、耕しだすと、思わぬところに石が埋まっていたり、日照りが続いたりするものだ。鳥の目で見て有望そうに思えたストーリーでも、虫の視点に降り立ってみると、全く違った風景に見えてくる。
実際動き出すと、思ってもみないことが起きることはままありますね。ただ、個人的にはR25はあるとつい読んでしまいますし、自分の主要駅にこれが置いてあったら、多分私は毎号、毎週、楽しみにするんじゃないかしら。
R25より、もっとビジネス寄りで深くつっこんでくるでしょうしね。
どなたか手に入れられたら是非感想を聞かせてください。
【関連サイト】
EX:JAPON(エクスプレス・ジャポン)
R25.jp