それにしても、香港の料理は本当に美味しかった。ふらっと入ってみても。
私の旅の楽しみ方と言えば、異国情緒のある街並みを歩くことだったり、キッチュな雑貨を探して購入したり、人々の写真を撮ったり、という安上がりなものですが、今まで食べたことのない美味しい食べ物に出会うこともまた、大きな旅の喜びでもあるんですよね。
ヴィクトリアピークの夜景を堪能した後、お腹はすいていたんですがそれよりもすごく疲れてしまって。
なんといっても真夏の香港はとにかく熱くてバテてしまいました。一旦ホテルに帰って、べったりと張り付いた汗を流し、着替えるとようやく一息ついた後、ここからガイドブックやネットで調べた店まで行く気力はなかったので、ホテルの近くのお店に地元の若い子たちが入ってる明るいお店があったので、そこに入ってみました
店内にはTVがいくつか備え付けてあって、ちょうどオリンピックの閉会式の真っ最中。あ、そうか。今日だったなぁーと思いつつ、周りを見渡すと、タピオカ入りの甘そうな飲み物とご飯で夕食中…といった様相のグループたちが多く、楽しそうに談笑していました。
私は麻婆肉豆腐を注文したんですが、これが結構なボリュームで、1.5人前ぐらいはあるんじゃなかろうかという大盛り。
でも、すごく美味しそうーと写真を一枚撮ったり、とのろのろしていたら、お店のおじさんが「おい、どうした?早く食べなさい。」みたいな感じのジェスチャーをして、せかしてきたので、あ、はいはい、ごめんよ~、冷めちゃうもんね、と慌てて匙を握り、食べたのでした。
こういう感じの接客は、なんかすごく香港らしい。
ちょっと昔の日本だと、結構ありそうな感じの。私はそういうのって全然悪くない、どころか、むしろ、好き。適度にほっといてくれるんだけれど、お水とかお皿とかちゃんとこっちを見ててくれて、でもサービスは過剰じゃないし、マニュアル通りの笑顔もないけど、そのぶっきらぼうさがたまらぬというか。(笑)
そしてもちろんお味の方は、
ウマー!
ですよ。いや、普通にこれは美味しい…!正直、あんまり期待してなかったけど、辛みといいたっぷりと絡まった餡といい。やっぱり旅先では、地元の人が結構入ってる小さなお店に入る方が正解かも。いや、もちろん、前日食べた北京料理も、この日のお昼に食べた飲茶も美味しかったんですけど、庶民の味って、勢いが違うので病みつきになりますね。
残念ながらお店の名前は忘れてしまいましたが…。ガイドブックやネットだけに頼らないお店探しも旅の楽しみの一つです。
さて、楽しい香港旅行もこれでほぼ終わり。次回が最終回です。
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