銀座かねまつのシューフィッティングが素晴らしかった！

今日は久しぶりに京都へお買い物に出かけてきました。

行く時から、買うものは決まっていて、少しフォーマルなシーンにも使えるパンプスと、クリニークのクレンジング、そして、手袋を買おうと決めていたので、まずは靴を買いにJR京都伊勢丹へ。

私はよく歩くので、あまりヒールのある靴は履かないようにしているのですが、たまにはそういう靴の方がいいこともあるので、ずっと買おう買おうと思っていたのに、いい靴に出会えなくて諦めていたのでした。

靴の売り場をぐるっとまわって色々見てたんですが、なかなか、これ、という物に出会えずどうしようかと悩んでいたら、ふらりと入った「銀座Kanematsu（かねまつ）」の売り場で、シンプルなパンプスに出会い、光沢感やかっちりとした印象がわりとよかったので、ちょっと履いてみることに。

最初に履いたサイズは明らかに大きかったので、もう１サイズ小さな靴を持ってきてもらって履いてみるも、どうも指先が痛い。シューフィッターとしてついていてくれた女性に、それを伝えるとすぐに滑り止めの透明な中敷きを入れてくれたので、はき直すと、前にずれることはなくなったものの、歩くとやっぱり痛い。

そこで、シューフィッターの女性に相談しながら、何度も何度も少しずつ調整を加えていきました。

どうやら、私の足の甲は人より少し薄いので前にずれてしまうらしく、なかなかぴったりになりません。

最初の1サイズ大きい靴に変えると、指先はかなり楽ではあるけれど、踵の部分がすごくあいてしまいます。滑り止めを入れたとしてもやっぱり大きい。さて、どうしましょう、と悩んでいたら、女性がもう一人の女性スタッフに訊ね、彼女もついてくれて、さらに最後には一番ベテランそうな年配の男性スタッフが出てきて、私の足の形なんかを見ながらアドバイスをしてくれました。

サイズ的には、小さいサイズの方がぴったりだし、革製品はどうしても履いていく内に少しずつ伸びていくので、大きいサイズだとその時に調整出来なくなってしまう。なので、このサイズで、指が当たる部分（親指と、小指のあたり）だけ伸ばしましょう、と。

わかりました、ということで、指先部分の革を伸ばしてもらう作業と調整を２度ほどしたら、見違えるほど履きやすく、ヒールなのに痛さも感じず、正直、きちんとフィッティングをするって本当に大事なんだ、と感じましたし、的確なアドバイスをくれるシューフィッターはすごいな、と感心してしまいました。

履く度に少しずつ楽になって履きやすくなっていく靴にびっくり。プロは素晴らしいです。これだけきちんとしてくれるのであれば、次回もまたここで買いたいと思いました。いい靴は他にもあるかもしれませんが、結局のところ、信頼出来るスタッフがいるかどうかが、結構衣服に関しては重要なのかもしれません。少なくとも私にとってはそうだな、ということがよくわかりました。うん。

「いい靴を履いていると、その靴が素敵な場所へ連れていってくれる」

この言葉を私は魔法の呪文のように信じていて、この言葉を知って以来、靴は出来るだけいいものを履くようになりました。こういうのって、多分に気持ちの問題もあるのかもしれませんけど、足下から楽しい気分にさせてくれるのってちょっと幸せです。

あと、今日はストールと手袋を買って、ビストロで美味しいものを食べて帰ってきました。