香港国際空港に到着したのは午後4時半頃。約一時間の遅れ。ようやく機内から出て、香港の空気を吸う。やっとだ!
香港の空港は市内にあってビルすれすれに飛ぶからすごく迫力があると聞いていたのですが、どうやらそれは以前の空港で、実は1998年、啓徳空港からチェクラブコク空港へと変わって、香港島の西、埋め立て地に建設されたため、発着はとてもスムーズで快適な飛行でした。
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入国時に体温測定!
到着後、すぐに自分のスーツケースを受け取りに行こうとしたのだけれど、途中で警備員のような格好をした人に「帽子をとれ」というジェスチャーをされる。帽子をとってそのまま人混みの流れにのって通り過ぎようとすると、いきなりとめられて、「temperature check」(体温測定)と、耳の奥に体温計を軽くつっこまれて熱を測られる!
why?!
入国時にこんなことをされたのは初めてだし、周囲の人たちはどんどん通り過ぎていくので驚いた。何ですか?!
すぐにその後通してもらったのだけれど、横にいた人は測られることもなく私だけ?!なんだったんだろう。ちょっと帽子かぶってて暑かったから熱があるとでも判断されたのかしら。その人の横にはカウンターがあってそこで女性がモニタを見つめていたので、多分サーモグラフィによって熱が高い人をチェックしているのだろう。
あー、びっくりした。
そして自分のスーツケースを取りに行こうとしたのだけれど、その場所が見つからない。あれれ?と思いながら、近くを通った警備員の人にbaggage claim(手荷物受取所)の場所を聞いてみると、どうやら入国審査を受けてから受け取るらしい。あ、なるほど。(でも、日本入国時には、入国審査前に受け取れたけど。空港によって違うのかな)
入国審査ではほぼ何も聞かれることはなかったものの、じぃっとパスポートと私の顔を見比べる審査官にちょっと緊張した。もちろんスムーズに通してもらって、ようやくbaggage claimへ。
スーツケースの重さに2mほどひきずられながら降ろして、市街地へ移動するために「Airport Express」へ。下の写真は空港内です。空港内とか人が多いとこでは、スーツケースから目と手を離してきょろきょろ写真とか撮ってたら危ないよ、と言われたのであんまり撮れてないです。しょぼん。
いや、でも、完全に正しい。気をつけよう。
香港国際空港から九龍へはAirport Express(機場快速)で
空港からは、空港に直接乗り入れているAirport Express、空港近くの地下鉄(そこまではバスで移動)、タクシー、エアバスといったいくつかの手段があるんですが、海外の路線バスって結構ハードル高くないですか?日本のバスみたいに、次に停まる停留所の名前を音声案内してくれるとかありえないし、停まる時には大声で「停まります」と言わないとだめとか。大きなスーツケース持って乗るのもあれだし。
というわけで、バスより高くなるけど、Airport Expressという鉄道に乗りました。空港から九龍まではHK$90(160)です。()内は一ヶ月有効の往復料金。このチケットは空港出口のすぐそばにカウンターがあるので、帰りもどうせ使うし「Round Trip Ticket」(往復券)を購入。なくさないようにしないと。
↓こんなデザイン。とがってるなぁ。(笑)日本だともっと無難で、柔らかい色調のデザインになりそうですよね。
京阪山科とかもこんなんだっけ?香港で私が乗った鉄道は全てこうしてガラスで列車と区切られてます。でもこれだとよく起こってるホームから誤って落ちるとかもなくて安心ですね。
前にいた人が「POLIZEI」(警察?)のシャツを着てて面白かったので一枚。海外に行く時、英語で書かれたTシャツを着ていくときはちゃんと書かれてる内容をわかった上で着ることをオススメします。(笑)結構恥ずかしかったりするんでね。
Airport Expressは、はるかと同じように出入り口付近にスーツケースの置き場所があるので大きい荷物はそこへ。一つの車両はわりとこじんまりとしてます。上部に、今どのあたりを走っているかが表示されてて、すごくわかりやすかったです。
窓の外を見ると…突然広がる高層ビル群に感激。同じ建物がいくつも建ち並んでいて、圧巻!格好いいなぁ。
空港島から九龍までは、約20分程度。その間ゆっくりと海べりの高層ビルを眺めながらっていうのはかなりテンションがあがっていい感じ。
Airport Express利用者は、主要ホテルへの無料シャトルバスに乗車できます
九龍駅に到着したら、それぞれ、主要なホテルをまわるエアポート・エクスプレス・シャトルが発着してる乗り場へ。12~24分おきで無料。自分が泊まるホテルじゃなくても、近くのホテルがあればそのシャトルに乗ればOK。各ホテルからこのシャトルに乗るには、航空券もしくはエアポート・エクスプレスの乗車券を見せる必要があります。
発着してる主要ホテルは以下のサイトで確認できます
香港【空港アクセス】|海外ホテル予約アップルワールド@海外ホテル goo旅行
私の場合は、K5乗り場。間隔がわりと短いのでそれほど待たなくてもOK。バスが着いたら、運転手さんが降りてきて「K5!」と呼びに来てくれます。
運転手さんは慣れた様子で香港の町中をびゅんびゅん飛ばしてくれます。このシャトルの場合は着いたらちゃんと運転手さんがホテル名を言ってくれるので安心。前方にスーツケースを預けておきます。
これはバスの中から見た風景。カラフルで外国に来たって感じがすごくして、もう嬉しくて。
ブティックホテル、The Luxe Manor Hotelへ
今回は完全な個人旅行(ツアーとかではなくて)だったので、ホテルの予約も自分たちでしないといけなかったのですが、色々調べてるとフィリップ・スタルクがデザインしたJIA Hong Kongというブティックホテルがあったので、それにどうしても泊まりたかったのですが、香港島のCauseway bayとかなり観光には不便なエリアにあり、旅の相方に猛反対を受けて断念。
The Luxe Manor Hotel にしました。
ちなみに、日本でブティックホテルとは、いわゆるラブホテルを指すようですが、海外では全くそういう意味では使われておらず、デザイン性の高いホテル、という意味で使われているので、男性一人、もしくは二人で泊まっても大丈夫ですよ。ご安心を。
海外においてこれが「ブティック・ホテル」であるという確たる規定はないが、通常はデザイン性の強い一般の(ラブ・ホテルではない)ホテルのことを指している。近代的な洗練されたデザインのホテルのことが多いが、伝統的な木造建築でデザイン性の強いホテルであることもある。おそらく、日本では海外でおしゃれなホテルという意味で使われている「ブティック・ホテル」という言葉を、「ここのラブ・ホテルはおしゃれだよ」という意味を込めて「ラブ・ホテル」に転用したものと想像される。なので、「ブティック・ホテル」といっても「ラブ・ホテル」ではないので安心して泊まって大丈夫だ。
というわけで、九龍エリアで探してみて、ちょっと面白そうだったのでここに決定。このTablet hotelsでそのまま予約。
The Luxe Manor – 九龍地区 Luxury Boutique Hotel – 5 Star Hotel in 九龍地区
高級ホテルがいかに大げさで派手かを、上品かつ茶目っ気たっぷりに表現したザ・ラックス・マナー(The Luxe Manor)。~中略~ もちろんそんな小手先の仕掛けよりも、ホテルとしての実用性のほうがよほど大事であり、その点でザ・ラックス・マナーは及第点以上です。ここは九龍地区の数少ないデザインブティックホテルのひとつ。
実際、観光をする目的で泊まるホテルとしては立地はとてもよかったです。深夜遅くまで人通りが絶えることがない香港を象徴するエリア「チムサアチョイ」にあり、ヴィクトリア港にも歩いていける距離。食事処やセブンイレブンも近くにあって、便利でした。
部屋の中は、というと…なんというか、あれですよね。(笑)
一歩間違えたら…の、その一歩を間違えた感じがしましたけどね。確かに。(笑)シャワールームだけだったのがちょっときつかったかなぁ。足湯だけでもしたかった。観光だとすごく歩くので。
というわけで、チェックインも無事に終わり、少し休んでから香港の街へ繰り出しました。続きます。
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やっと着きましたね。深呼吸したら、どんな匂いがしたのでしょう。
いきなり耳に体温計!しかも自分だけ!熱でる~(><)
入国審査もドキドキです。
空港からホテルまで便利に行けるようになってるんですね。
京都駅で、地図片手の外国の方たちに遇いますが
ツアーじゃなく日本語もしゃべれないのによく平気だなぁと思ってたんです。
そらさんの詳しい旅日記を読んでると私も行けそうな気がしてきました。とりあえずホテルまで(笑)