きしむ音に懐かしさを感じる町屋カフェ「さらさ花遊小路」(新京極)

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先日、行こうとして貸し切りのために入れなかった「さらさ花遊小路」。うだる熱さの中、涼を求めて行ってきました。今回は無事に入れたので、カフェレポートといきましょう。

もともと「更紗」というのは、中近東の布の名前だというのはマンガ「BASARA」に出てきて知っていたのですが(主人公が更紗という名前の女の子)、このカフェもそこからとったのだそう。カフェ・さらさのコンセプトは

cafe sarasa—私たちのカフェについて

私たちのカフェは、京都という町で古き良き建物を上手に再利用して、 「町の中のオアシスであるカフェづくり」をコンセプトに1984年以降カフェを作ってきました。

この花遊小路はさらさの本店。他にも「さらさ西陣」、「さらさ3」(三条会商店街)「サラサpausa」(麩屋町)、そして7/12に開店した「sarasa mange’」(富小路押小路)があります。町屋カフェの元祖とも言えるようなそんなカフェなのですが、今回は新京極にある本店へ行ってきました。

もともと、富小路にあり、それが移転してこちらにきたのだそう。(→さらさ花遊小路ブログに、以前のお店には行ったことがなかったのですが、四条河原町から本当に近いのでありがたいですね。四条通で買い物して疲れた時に、混まずに入れて落ち着けて、明るくて本も読めて音楽のセレクトも好みなカフェってそんなに知らないので。

場所は、新京極の「よーじや本店」の近く。私がいつも行くよーじやはここ。三条も祇園もいつだって混雑してるんですが、ここのよーじやが混んでいるのをみたことがありません(笑)四条通から新京極通りに入ってすぐ右手にのびている細い路地、これが花遊小路です。

この真ん中あたりに「さらさ」がありますが、間口の狭い細いエントランスでちょっと気づきにくいかもしれません。

入ると、古びた柱と無垢の床がまず目に入る。二階もあるけれど、奥のソファ席があいていたのでそちらに座ることにしました。(でも後から来た人たちは、ほとんどが二階を選んでいました。二階の方が落ち着けるかもしれない)

こんなオリーブ色の皮のソファもあれば、肌触りのよい布のソファもあって、座り心地もいい。

一番奥のソファ席を選んだんですが、側にはささやかな坪庭がありいくつかの植物が植えられていたのですが、気持ちの良い太陽の光が庭にさしこんでいて、先ほどまでいた河原町の喧噪を忘れさせてくれてほっとします。

そしてメニューは、かなり豊富。多国籍料理が多く、ドリンクメニューも充実。わりとボリューム多いのが特徴のよう。

朝から何も食べていなかったので、お腹すいた、と注文したのは「タコライス」。ところがこれが予想外にボリュームたっぷり。味はまぁまぁだけれど、すごく食べにくい!うーん、もうちょっとなんか工夫して欲しいところ。あと量はもうちょっと控えめの方がありがたいかな。

こちらはしっとりと濃厚なチョコレートケーキ。これは美味しかった。

そうしてジャスミンティを飲みながら、少し喋っていたのだけれども、日曜の昼だというのにあんまりざわざわした感じもないし、座り心地はいいし、その上流れてくる音楽はApparat!(多分)。

時折、天井から足音と床がきしむ音が聞こえてきて、それがまるでおばあちゃんの家にいるみたいな懐かしい気分にさせてくれる。なんとも落ち着く空間でした。

今度は、さらさの他の店にも行ってみようと思います。

cafe SARASA

さらさ花遊小路
住所/京都市中京区新京極四条上がる中之町565‐13 遊小路商店街
TEL/ 075-212-2310
営業時間  12:00〜23:30
地図

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