毎年、10月に開催されるうめだ阪急最大の催事「英国フェア」。私は2013年から欠かさず通っていますが、本当に楽しいです。現地の人気店をいくつも招聘し、食材もすべて輸入する徹底っぷりで、この時しか味わえないものがたくさん揃っていて、もちろん味も最高。ただし、人混みと行列もすごいので、ある程度並ぶ覚悟は必要になります。今回は、50回目記念、ということもあり、最も混みそうな週末の朝一に子どもと一緒に行ってきました。
目次
週末、10時オープン直前!阪急うめだJR側出入口の様子
今回の開催期間は、10/11(水)〜17(火)。いつも一週間という本当に短い期間なので、週末に行けるチャンスは一回だけです。なので、週末は本当にすごい混雑します。数量限定の商品を狙うのであれば、朝一を狙わないと厳しいところ。
また、スコーン、ティールーム、フィッシュ・アンド・チップスの三大名物は行列必至。事前に公式サイトをチェックして、どれを優先するかを決めておくほうがよさそう。可能なら、友人や家族、恋人と手分けできると一番いいですね。
私が到着したのは、10時オープンの5分前で冒頭の写真のような状況でした。ちなみにこれはJR側の1F入り口です。ここを入ると右側にエレベーターがたくさん並んでいます。
催事は9Fですが、いくつかのエレベーターは途中を飛ばして10Fにとまる基もあるので注意。とはいえ、祝祭広場の階段を降りればすぐ9Fにいけますが。ほとんどの人が英国フェア目当てだと思いますが、すべての階にとまる基もあり、運が悪ければかなりイライラすることもあるかも。こエレベーターの一巡目に乗れるかどうかで、人気の店にどれだけ並ぶかが決まると思います。
私はたたんだベビーカーをもって、相方は坊を抱っこしていたので、無理せず二巡目にのりました。
ザ・プリンシパル・ロンドンのスコーン
ロンドンのラッセルホテル(The Hotel Russell)を改装し、11月にマドリードの5つ星名門ホテルが「ザ・プリンシパル・ロンドン(The Principal London)」としてオープンします。
そのホテルのダイニングで提供される予定のスコーンが、日本で先行販売されました。
オープンから10分後でこの行列。左手にあるレジが遠い…。すごすぎるー!フィッシュ・アンド・チップスよりも並んでいたかも。そして私が並んだあともどんどん後ろに列が伸びていき、さらに中継点をはさんで、エスカレーター横にも並んでいました。
なかなか進まなくて、結局私が購入できたのは30〜40分後。
スコーンは4種類。プレーン、アールグレイ、シナモンイチジク、レーズンで各251円。一緒にスコーン専門店のジャムや、ロダスのクロテッドクリームも販売されていました。レジは2台、詰める人とレジをする人がそれぞれについていましたが、それでもなかなか列が進まなかったです。
スコーン実演は、ロジャー・オルソンさん。目が合うとにっこり笑顔でピースサインをしてくれたので、ぱちり。
ザ・プリンシパルのエグゼクティブペイストリーシェフとして就任予定のライアン・トンプソン氏は見当たらず。
ケンジントン・パレス
私が並んでいる間に、ケンジントン・パレス(Kensington Palace)のビクトリアケーキのところへ相方と子どもが移動。
前回、味見をしてすっごく美味しかったチップトリーのジャムと、バタークリームがはさんであるスポンジケーキです。
その名のとおり、ウィリアム王子とキャサリン妃が住んでいるケンジントンパレスに併設されているティールーム「ジ・オランジェリー」で提供されています。1カット540円、1ホール6,480円(各日限定10個)。
こちらはブースの周囲にちょっと列ができていましたが、それほど時間がかかることもなく10分ほどでゲット。
ハンプトンコート・パレスのブリティッシュパイ
ヘンリー8世の時代から伝わる王室のパイを、英国王室宮殿歴史料理研究家の方が再現しました。
ビーフ&ポーク、チーズ、各810円(各日限定500個)でしたが、ここは最初こそ並んでいましたが1〜2時間ほどするとすぐに買えるほどでした。
やはり、現地から招いているお店の方がどうしても人気です。
キングフィッシャーのフィッシュ・アンド・チップス
今回のフィッシュ・アンド・チップスのお店は、イングランド南西部コンウォール地方から「キングフィッシャー(Kingfisher)」です。2017年度のU.Kフィッシュ・アンド・チップス全英No.1に輝いたお店。
こちらは、直後から行列ができはじめ、1時間後も減る様子はなくむしろどんどん列が長くなっている様子でした。たまには食べてみたいな、と思っていたのですが、こちらに並んでしまうと他のお店が回れなくなりそうなので断念。
ザ・ポーリー・ティールーム併設
毎回併設されるティールームには、キャサリン妃がカレッジ時代に訪れたというティールームが登場。彼女は、ロンドンからコッツウォルズへ向かう途中にあるマルボロウという小さな街でカレッジ時代を過ごし、何度もこのティールームを訪れたのだとか。
ちなみに彼女が通っていたのは、マルボロウカレッジという大学です。
ティールームで食べる場合は、1時間待ちとかいう噂も聞きましたが、スコーンやジャムのテイクアウトもできます。ただ、こちらもかなりの行列ができていたので、諦めました。
フルーツスコーンはあんまり好きじゃないし。
ジャージーデイリーのソフトクリーム
私がスコーンに並んでいる間に、相方にはリントンズの各日限定50個の紅茶ボックス(行列はそこそこありましたが、1時間後にはすぐ買える状態になりました)や、シンプリーコーニッシュのショートブレッド(限定500個)を購入しに行ってもらいました。
スコーンをようやく買い終わったら、英国王室直轄のジャージー島から、ジャージーデイリー(Jersey Dairy)のジャージーゴルデンソフトクリーム(438円)をぺろり。濃厚!
祝祭広場
少し落ち着いたところで、祝祭広場へ。こちらはのんびり見ることができます。広場の真ん中では、ミニコンサートや衛兵交代式演奏が行われたりとなかなかにぎやか。
左手に見えるのは、ケント公爵夫人が実際に公務で使われていたロールス・ロイス。うちの子、車や電車が大好きなので近寄ったら興味津々!!触りたい、乗りたい、でもダメダメと離れたらエビ反って大泣きして大変なことに。。あわわ。
衛兵さんと写真撮影もできたのですが、せっかく撮れたのは大泣きしてる写真でした(汗)
イギリスの紅茶といえば、英国王室御用達フォートナム・アンド・メイソンですよね。ロンドンを旅行したときに買って帰ってきて、世の中にこんなに美味しい紅茶があるのか、と驚きました。
私が紅茶好きになったきっかけの紅茶です。
今回は、本店で人気にテイスティングカーもやってきて、ロンドン本店のティーブレンダーによる紅茶ブレンド(予約制、100g 7,776円!)も行われていました。
時間に余裕があって坊もご機嫌だったら、ちょっとしてほしかったような気もしますが、いやいや、高すぎて無理かも。
ちなみに、ロイヤルブレンド125g、ストロベリージャム200g、ビンテージマーマレード200g、ブリティッシュハニー200gの詰め合わせハンパー(10,800円/限定30個)は即完売だったそうです。
こちらは、ジョージ王子がよく公務のときに着ているキッズウェアブランド「レイチェル・ライリー」。
こちらの赤バージョンを、シャーロット王女の洗礼式の時に着ていました。
→レイチェルライリー ロンドン | Rachel Riley 日本公式サイト
まとめ
週末の朝一の英国フェアは、本当に活気がありますが、混雑もすごいです。ベビーカーで行っても大丈夫かな、と心配していたのですが、エレベーターはちゃんと案内の人がいてそこまでぎゅうぎゅうにはならないですし(優先エレベーターもあります)、買うものを絞って上手にまわれば問題なかったです。
流石に通路は混雑していますが、うまく阪急のスタッフさんが列を誘導したりさばいたりしているので、普通のベビーカーなら通れない、というほどではなかったです。
結構ベビーカーできているご夫婦も多かったですが、1時間ぐらいでささっと購入してしまって、お昼より少し前にレストラン街に移動してしまうと、レストランもそこまで混雑してなくておすすめ。
英国フェアは、たいてい初日の混雑がすごく、2日目からはいつもわりと落ち着くので、どうしても欲しい限定ものがある、とかでなければ2日め、3日めを狙う方がいいと思います。
ティールームに関しては、初日や週末、平日でも3時頃までは行列ができますが、18時以降は結構すいていて、すっと入れることもあるので意外とその時間帯が狙い目です。
ちなみに、我が家が食事をした「ダイニング&バー 美味旬菜」は、4店舗が入っているレストランコート。お子様メニューも、チャイルドシートも完備、子どもへ分け与えることができるメニューもあって、安心して入れました。
電車好きなお子さんにはこんなメニューがあるのもいいですね。食べてる子を見かけましたが、思ったより阪急電車ボックス大きかった!
電車好きなキッズにたまらない!阪急電車のキッズランチ | 阪急阪神百貨店・ライフスタイルニュース
うちは、子どものご飯はお弁当を持ち込みで、一部分け与え。持ち込む時はいつも事前に確認を店員さんにとりますが、快く了承してくださいました。さすがデパートのレストランコート。
13時前には梅田を出てそのまま滋賀へと帰省。お腹がいっぱいで眠くなった子どもは、車の中でぐっすりお昼寝してくれたので、スケジュール的にはぴったりでした。朝はドタバタでしたけどね!
次の記事では、購入したものを紹介しようと思います。
↓阪急うめだの「英国フェア」を10年間担当されている桑原氏による英国フェア案内本です。もちろん今年も彼が企画担当しています。英国フェアのファンなら一読あれ!