年末年始は実家、もしくは義実家へ帰省する方がほとんどだと思うのですが、帰る際にお土産というか、神棚やお仏壇へのお供えを何にしようか悩んでいませんか?私も毎年実家へ帰っているのですが、今実家にいるのは父一人。この父がなかなかのクセモノなのです。今年は悩んだ末に、即席おすまし&味噌汁が簡単にできる「加賀麩 不室屋 宝づくし」セットにしました。
宝の麸とは
創業慶応元年、今から150年ほど前に創業した加賀麩の老舗「不室屋」の人気商品です。
20年ほど前に、5代目当主が見聞を広めさせようと子どもたちを海外へ留学させたそうです。その時、向こうで日本の味を手軽に食べられるように、と、乾燥させた野菜や麸といった具をふやきの最中につめて送ったのがきっかけで話題になり、商品化されたのがこちらの「ふやき御汁」。
ふやきの中にたくさんの具が入っているのが宝箱のようだったので「宝の麸」と名付けられました。
宝づくしセットの中身
今回は店頭でいろいろ入ったセットを作っていただき、各2種類ずつの10個セットにしました。
- おすまし
- ふく梅
- 暫
- 加賀みそ
- 赤だし
おすましは、花麩、ねぎ、わかめが入った看板商品。
ふく梅は、季節のおすまし。11月下旬〜2月初旬に販売されるおすましで、花麩、ゆず、大根、ほうれん草、おぼろ昆布が入っています。おせちにあわせたお吸い物として、あるいは餅をいれてすまし雑煮にしても。
暫(しばらく)は、花麩、ほうれん草、おぼろ昆布入り。
加賀みそは、金沢の伝統的なお味噌で仕立てたお味噌汁。花麩、ねぎ、おぼろ昆布が入っています。
ラストは赤だし。豆乳麸、なめこ、ねぎ入りで料亭風のすっきりとした風味が特徴。
他にも季節のおすましは、桜の花が入った「ひとひら」、大葉やささがきごぼう、湯葉の入った初夏の「青かえで」、梅肉やかき玉子を貝の形にした夏の「潮」、秋の「照葉」は菊花、菊菜、舞茸が入っていて、インスタントのおすましなのに旬を感じる中身となっているのが、特別感があって贈答品として選ばれることが多いのも納得です。
料亭風のおすましやお味噌汁がお湯をいれるだけで味わえるので、手軽につくれて、父のような一人暮らしの人にはぴったり。花麩は彩りも美しく、麸がくだけた瞬間にさっとお湯の中に広がるととても華やかで、お年賀には本当におすすめです。
宝の麸の食べ方
食べ方はとてもシンプル。
- 汁椀に麸と、同梱の小さいパッケージに入っている昆布だし、もしくは味噌、とろろなどを一緒に入れる。
- 麸の中心に穴を開け、お湯を150mlを注ぐ。
しばらくするとお湯で麸がふやけ、お箸でそっと麸を割るようにすると中から具がふわっと出てきます。
薄い桃色や黄色の花麩がとても可愛らしく、さっとお湯に広がる様子は思わず歓声をあげたくなってしまうほど華やか。
縁起のよい日にいただくのに本当にぴったりだと思います。お味も上品で、特にすまし汁が一番美味しかったです。
お年賀にはもちろんのこと、お中元やお歳暮、内祝いなどの慶事にもよさそう。特に一人暮らしのご年配の方には、なんといってもこの手軽さが喜ばれると思います。特別な贈り物としていかがでしょうか。
ネットでは、金沢の銘菓・名品を扱うショップ「金沢百番街」で購入できます。熨斗もつけてもらえますよ!
なかなかのクセモノだなんて…お父さま(笑)
宝の麩 うちも何度かいただいたことあります。
初めての時は、うんと前で もう少し簡単なものだったような。
誕生にはそんな秘話があったのですね。
子供がちゃんと食べてるかどうかって、気になりますもの。
当時 海外でこれを見せたら 相当びっくりされたんじゃないかな。