dry hearts 2008/5/28 コトノハスポンサーリンク いつも心臓を絞られているような恋をしてた。絞っても絞っても、どんどんどんどんあふれ出していたものが、 いつのまにか、ほとんど出なくなって 気がついたら、すっかり乾いて、 絞られた形のままひからびていた。そんな心に、ひとしずくずつ、ゆっくりと水をかけて解してくれた人。 今夜はその人が喜んでいたから、私も嬉しくて、少し涙が出た。「珍しいね、君からかけてくるなんて」と、とまどった声に、そうだね、とこちら側で少しほほえんで、あぁ、見えないんだっけ、と気づく。