こんなイタリア食堂が家の近くにあれば毎週通うのに

あと一日でゴールデンウィークが終わってしまうかと思うと、なんだか悲しくなってしまう。こういう時、あとまだ一日もあるじゃないか、嬉しい！と考えられる人は幸せだなぁと思うんだけれどね。性分です。たぶん、先に心の準備をしておかないとうまく耐えることが出来ないのかもしれない。

でも、まぁ、仕方ないよね。

さて。黄金の日々の後半戦ですけれど、初日はとにかくぐっすりと寝てました。何十時間も眠りをがつがつと貪るようにとって。睡眠は大事。うとうととしながらベッドの中に四六時中いられる幸福感は何にも代え難い。

遠出をしようか、という計画もあったのだけれど、体調がそれほど優れないのと、最近長時間ドライブしたり人混みの中にいくとよく頭痛がするので、あまり無理しないことに。いつも通りの休日。個人的には、長期休暇にどこかに出かけよう！と、いうよりは、家でひたすらゆっくりしてたい、という願いの方が強いしね。

それはともかく。

ゴールデンウィークの間に、美味しいものをいくつか食べたんですが、その中でもこのスパゲティがとにかく美味しくて。

以前にも一度行ったことがある店なんですが、とてもこじんまりとした小さなイタリア食堂。オーダーが通ってから出てくるまでも結構時間がかかるんですが、待つ価値あり。またその待ってる間に、シェフがオリーブオイルとガーリックでじゅうじゅうと炒めてる香ばしい匂いが店中に漂ってきて、もうたまらなくお腹がすいてくるわけで。

サラダは、ビネガーとオイルのほどよい酸味が、食欲をそそる。フランスパンもバターを少しつけて焼いてあって、温かくてさくさく、というのも嬉しい。

今回、注文したのは、「春キャベツと生ハムとモッツァレラチーズのトマトソーススパゲティ　パルミジャーノチーズ添え」。実はオーダーは通ったものの、間違えて他のお客さんのところに持って行かれてしまって、随分待たされたのですが、スタッフの方が大変恐縮されて、ジュース一杯をサービスしていただけました。

対応がすごく丁寧で、以前来た時にも、ちゃんとこちらに随時目を配っていてくれたのを知っているので、まぁ、いいか、と気にしなかったんですけど、こちらが恐縮しちゃうぐらいしょんぼりされてたんで、なんだか申し訳ないんですが、思わず笑ってしまいました。

ソースの味付けはわりとしっかり目。新鮮なトマトとクリーミィなチーズがまざりあって、すごく美味しい。スパゲティの太さも固さもすごく好み。美味しい。

これは前回注文した、春キャベツと、カブラとあさりのスパゲティ。ここは、いつも旬の野菜を取り入れていて、それもまた、「今日は何があるだろう」という期待感をそそる。

このトラットリアが私の家のすぐそばにあったら、私は毎週通うに違いない。ふらりと夜に寄って、オイルサーディンなんかつまみながら、一杯飲みつつスパゲティを食べる…なんて、もう最高に幸せなのに。