モリカゲシャツから少し北に歩いたところにあるのが、毎日新聞京都ビル。河原町通り丸太町を上がって5分ほどの場所。
これを設計したのは、このビルの二階に事務所をかまえている建築家・若林広幸氏です。京都出身の建築家なので、京都には彼の作品がしばしば見られます。たとえば、漬け物の「西利」、あるいは、旧毎日新聞ビル、京阪宇治駅などなど。また建築のみならず、南海電鉄ラピートのデザインもしており、このラピートでは「ブルーリボン賞」を受賞。これで脚光を浴びることに。
さらに先ほどあげた「京阪宇治駅」では、1996年に私鉄の駅としては初のグッドデザイン賞を受賞してます。京阪宇治駅 建築マップでは内部の写真も見られます。ちなみに酷評されてますが、この駅は近畿の駅100選にも選ばれてるそうです。
(copyright:wikipedia-PON(ウエポン))
最上部の写真にあるように、エントランス部分には格子を使っており内部と外部をやさしく隔てています。そして視線を上にあげるとこのエントランス部分の左右の壁が上部でくっついて大きな三角形の入り口になってるんですね。
かなり冷たい印象も受けたんですが、ちょっと変わってて目をひいたので中にも入ってみたかったんですが無理でした。
ところで、私は京都に本当によく行くんですが、実は普段よく目にしている建物なんかも後でちゃんと調べたら有名な建築家が建てていたりすることも多いので、そのあたりも今後は京都記事としてどんどん載せていきたいな、と思ってます。
【関連サイト】
直近・京都建築事情(0)
若林広幸(MBS)
毎日新聞京都ビル
住所/京都市上京区河原町通丸太町上る桝屋町
大きな地図で見る
若林広幸氏って伏見工業高校出身って本当ですか?