タイ料理の何にそんなに惹かれるのだろう。あのパクチーと呼ばれる独特の香草なのか、それとも、舌がしびれるほどのあの辛さになのか。
時々、どうしても食べたくなる料理の一つが「トム・ヤム・クン」なのだ。私がお気に入りのタイ料理店は滋賀にもあるのだけれど、あの店の「トム・ヤム・クン」を食べると他の店のものが食べられなくなるほど美味しい。スパイスと香草がたっぷり入って、ぷりぷりのエビと、つるりとしたマッシュルームが入っていて、口中に風味が広がるのだ。今のところ、あれをしのぐスープに出会ったことがない。
この日、向かったのは京都の夷川通麩屋町にあるタイ料理店「THAI CAFE Kati（タイカフェ・カティ）」だ。京都市役所を丸太町方面へ麩屋町を上がっていくと、夷川通りにあたる。そこを西に曲がって少しいけばそこがカティ。以前は丸太町河原町付近にあったそうなのだが、そこが移転・リニューアルしたらしい。
タイカフェ「カティ」が移転リニューアル－増床で客層広がる – 烏丸経済新聞
店内は、タイの電車や小学校をイメージして作ったオリジナル家具などで、タイの中華街にある昔のカフェを演出した。「1人でも気軽にタイ料理を味わってほしい」というオーナーの意向から、タイ人シェフによる本場のタイ料理がカフェ形式で味わえる。
2007年度、雑誌「Hanako WEST」で、タイ・ベトナム料理ジャンルでグランプリを獲得していた。
詳細は以下の通り。 この夷川通りは、別名家具通り、と言われるほど家具店が多いらしいのだが、こちらも一階は家具ショップ。だから、入り口にはこんな風に天井近くに椅子が飾られていたりする。
階段をのぼりきったところで、木のドアを開いて、緑色の壁と打ちっ放しのコンクリート壁が印象的な店内へ。タイ、というより、なんとなくベトナムを想像してしまった、いや、ベトナム行ったことないんですけど（笑）。
奥の方は大人数でもいける大テーブルと、二人用のテーブルが。奥の方がさらにタイのカフェの雰囲気を味わえるかもしれない。
夷川通りに面したスペースは、少し明るくて柔らかい印象。このテーブルと椅子ですけど、木の風合いがとても素朴で座り心地がよくて、なんとも落ち着く。店内はわりと静かめで、照明も明るすぎず暗すぎず。
壁際に本棚が置いてあって、タイ語で書かれた「ぐりとぐら」や「ミフィ」の絵本、「地球の歩き方 タイ編」など、タイに関連する本や雑誌がずらりとならんでいます。他にも、京都関連の雑誌も置かれてます。ここでこうしてタイのガイドブックなんか見てると、すごく懐かしい気分になりました。数年前に友人たちとタイ旅行に行った時のことを思い出して。
なにしろ９月に行ったので、暑くて暑くて私はかなりバテましたが、トュクトュクに乗ったり、水上ボートや船上ツアーに行ったり、とそれはそれで楽しかったんだ。
↓ なつかしの「ぐりとぐら」…だが、全くわからない！かろうじて「ぐり」の「ぐ」が「？」のように書くのだということは覚えた。
↓ トード・マン・プラ（タイ風さつま揚げ）
↓ スッキー・ナム（タイスキ風春雨汁麺） 自家製のタイスキソースつき
思ったよりまろやかな味。
↓ パット・カパオ （バジル炒め・牛肉）
↓ カオ・パット（タイ風焼きめし・豚）
↓ タイ茶
この急須がよかった。熱さがそのまま伝わるのだが、手触りとか持った感じが。味は中国茶のようで、とても美味しい、食後にぴったり。ほっとする。
パクチーや香草、スパイスが苦手な人にはあまり向いていないかもしれないが、香草好きで刺激的な味を好む人にはぴったり。シェフは現地の名店で腕をふるっていたというから、本格的なタイ料理が味わえます。
雰囲気はすごく好き。夜でも昼でも使えそうです。
【関連サイト】
関谷江里の京都暮らし : ■「Kati」 移転オープンおめでとう！／「徳寿」のランチ
デジカメのコツ98 影と光でカフェを演出する（タイカフェ「カティ」@京都
タイ料理カフェ Kati ”カティ” in 京都（オフィシャルサイト）
住所／京都市中京区夷川通麩屋町西入る木屋町４８８－１ ＷＯＯＤビル２Ｆ
TEL／ 075-211-1282
営業時間／
平日 12:00-14:00（Last order） 17:30-22:00（Last order）
土・日・祝日 12:00-22:00（Last order）
定休日／毎週月曜
