NHKの毎週火曜日22:00から放送されている「プロフェッショナル仕事の流儀」は、わりと面白くて、つい見てしまう。職種は多種多様で、盲導犬を育てる人だったり、装丁家だったり、あるいは京都堀川高校の校長だったり、靴職人だったり、鬼師、花火師など、さまざま。
どの人も、ひたすらに生きてる感じがする。
今夜は絵本作家の「荒井良二」氏だ。
絵本の世界で国際的な評価を受ける絵本作家・荒井良二(51)。『うそつきのつき』、『たいようオルガン』『ルフラン・ルフラン』・・・。その著作は100冊以上にのぼり、2005年には児童文学界のノーベル賞といわれる、スウェーデンの「アストリッド・リンドグレーン賞」を東洋人として始めて受賞。荒井の国際的な評価は揺るぎない。
荒井の絵本には、ストーリーらしいストーリーがない。絵もまるで子どもの落書きのようにも見える。しかしそれが子どもの感性を直接ゆさぶる。
以前、見た「NHK 課外授業ようこそ先輩「絵本作家 荒井良二~絵本の中の ぼく わたし~」も面白かった。全身を使って、絵の具をてのひらでのばしていく荒井氏。
「プロフェッショナル仕事の流儀」の司会の一人は脳科学者・茂木健一郎氏。彼がこんな風にいってる。
茂木健一郎 クオリア日記: プロフェッショナル 仕事の流儀 荒井良二
子どもであり続けることは
難しい。子どもとは、ある一定の状態では
なく、常に変化し、進化する
存在だからだ。
そしてもう一人の司会者、住吉美紀氏のブログによると、どうやらスタジオでも絵を描いてくれたそう。
すみきち&スタッフブログ|住吉美紀とプロフェッショナル現場スタッフのブログ
スタジオ収録では、荒井さんに絵を書いて頂きました。荒井さんは、絵本を創られる時、大体、文章を先に考えてそれに絵を付けていかれる、とのこと。「文を書く荒井さん」VS「絵を描く荒井さん」になるのだそうです。 今回、荒井さんに絵を描いて頂くにあたり、文を茂木さんに書いてもらいました!
今夜、22:00~。忘れないように>私
個人的には、この「ルフラン・ルフラン」が一番好き。あの見開きの中、ルフラン・ルフラン小さくいるシーンがいい。
ルフラン ルフラン | |
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