普段なかなか立ち寄らない難波。せっかく来たんだから、と前々から気になっていた「千とせ」の肉吸いを食べてみることに。大阪にもう5年も住んでるのに一度も食べたことが無かったので、いいチャンス。と思ったのですが、すでに行列ができていました。私たちの前には5組ほど。しかしこの日は気温が冷たく、ふきっさらしの中震えながら結局40分ぐらい待ちました。うどん(じゃないけど)だから早いと思ったのに予想外!
肉吸いとは
いわゆる肉うどんの「うどん玉抜き」のもの。うどんを抜いたらただの肉のお吸い物やないか、というわけで肉吸い?
そもそも吉本新喜劇の俳優である花紀京氏が空き時間に訪れて、二日酔いだったため「肉うどん、うどん抜きで」と注文し、そのオーダーに店主がこたえた瞬間に肉吸いは誕生しました。
その肉吸いが口コミで広がってメニューにのることになったという由来があります。
肉吸い(650円)。
一緒に卵かけご飯(小玉)を頼む相方。
私は豆腐入り肉吸い(700円)にしました。
食べ始めたら、驚愕…!!肉の中から半熟卵が出てきた!!!!ふと前をみると、卵かけご飯を美味しそうに頬張っていた相方が、それを見て自分の肉吸いをじっと見て…お箸でそっと肉をどけると…!
…!
……!!
………!!!
思い切り吹き出してしまいました。卵ばっかりじゃないの(笑)
かつおとうるめをブレンドした出汁に、甘く煮た牛肉ととろりと濃厚な半熟卵、さらに刻んだ青ネギがたっぷりと入っています。牛肉はじっくりと煮こまれてぐずぐずと崩れ、それを啜ると出汁のうまみと牛肉の甘みがなんとも味わい深く、いつまでも食べていたくなる味。
柔らかいお豆腐がたっぷり入っているおかげで、うどんが無くとも食べごたえがありました。
大満足。これは確かに美味しいね。
後でわかったのですが、こちらの「千とせ」は本店。建物も古く小さい昔ながらのお店で、おばあさんが接客してくれます。実はこのすぐそばのなんばグランド花月1Fにも「千とせべっかん」がオープンしています。こちらは席数も多く、行列も無かったのでこちらで食べれば良かった!
どうしても本店で食べたい、雰囲気込みで味わいたいという方でなければ、べっかんでも食べられるのでチェックしてみてください。
【店舗情報】
店名/千とせ
住所/大阪府大阪市中央区難波千日前8-1
TEL/06-6633-6861
定休日/火曜日
営業時間/10:30~14:30(売り切れ次第終了)