海月書林の市川慎子さんは、1978年生まれ、つまり私と同い年。
だからというわけではないけど、惹かれるものが似ていると感じるし、彼女がその本を選んだ理由が丁寧に一冊一冊に書かれていて、あぁ、そうなんだ、と興味をそそられるし、そのたった一冊に彼女が注ぐ愛情と、優しい視線、丁寧な扱い方がこちらにも伝わってくる。だからこそ、この店にみんな行きたがるのだろう。
素晴らしいガイドというのは、実はそんなにたくさんはいないから。
彼女が扱うのは、「あまカラ」や「暮らしの手帖」、「洋酒天国」「フォア・レディース」、花森安治の装丁本、「こどものとも」など。2000年にインターネット書店をはじめ、その後ミニコミ「いろは」も発行されてます。
そんな海月書林の市川さんが出身地愛知県で出張古本市を開催されてます。
11/16(金)~25(日)まで、名古屋パルコ内のリブロさんにて「海月書林の古本市 ~出張名古屋編」を開催します。ホームタウン名古屋だー(といっても私の出身は愛知県岡崎市。愛知県ではあるが、名古屋市ではない…)。名古屋の皆さま、ぜひよろしくお願いいたします。
「洋裁手芸本、日本と海外の絵本、文学書、エッセイ、お料理本、図鑑などなど」が置かれているそうなので、お近くの方は名古屋パルコまでレッツゴウ。
あと、実店舗が東京都杉並区の「ひなぎく」にオープンしてようやく一年経ったそうで、一周年記念しおりを作られたんですが、素晴らしくキュートな柄なんです。
海月書林店舗 : 西尾彩さんのしおり
海月書林店舗 : 西尾彩さんのしおり その2
特に鳥と星が金色で、型押しされてるこの右のしおりが!!!どれも420円。欲しい人は上記の記事の最後にメールアドレスが書いてあるので、そこへお問い合わせを。送料・手数料で+300円だそうです。ちなみに制作者は「
◆月兎社◆さんのサイト内、「シトラスプレス」の西尾彩さん。彼女の作品は、「工芸製本やシルクスクリーン、活版印刷などの技術を使って制作された本」だそう。ワークショップも開催されてるそうなんで、一回行ってみたいなぁ。
あと、こちらもしおり、というか、ブックバンド。海月書林店舗 : YeTさんのしおりの記事によると、海月書林実店舗の内装をてがけたYeTという内装屋さんが作ったそうです。白木とゴムで作られてるんですが、これの魅力はやっぱり本を開けっぱなしにしておけるということですね。「本が傷むじゃないの」という声はこの際おいといて(笑)。
基本、私はそんなに本を綺麗に読む、という事にはあんまり頓着しないたちなので。なので、犬の耳(気に入った部分のページに折りをつける)だってたくさんつけるしね。読めればよいから。
あと、私はブログを書く時によく手元にある本ならそれを開けて、少し引用したりするのでそういう時に開けたままに出来るものがあったらなぁと思うことはよくあるから、これがあるとすごく便利だと思う。
各1800円。こちらも同様に上記の記事の最後にメールアドレスが書いてあるので、そちらから注文を。作成者の方のブログにも関連記事あり。→YeT resonance SYSTEM | SIORI 4 KURAGE
ところで、私の手元にもあるこの一冊は、最初の「本を解剖しましょう」だけでも買う価値あり。遊び心のある「見返し」、物語の入り口「扉」、「読みやすく美しい」目次、最後のお楽しみ「奥付と検印印」と、古本の楽しみを教えてくれます。
ピエブックス (2004/10)
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目のつけどころがスゴイ。
眺めているだけで楽しい
名古屋パルコ
住所/愛知県名古屋市中区栄3-29-1
営業時間/10:00~21:00
TEL/052-264-8111
海月書林 ○。くらげしょりん
住所/東京都杉並区上荻1-10-3 2F(ひなぎく内)
営業時間/
月火…14:00~21:30
金土日・・・12:00~22:30
定休日/水木
TEL/03-5397-5565