一年に一度きり!下鴨神社の「みたらし祭」であしつけ神事を体験してきた

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夏の京都の風物詩といえば、大文字の送り火や祇園祭があげられますが、それに次ぐ大きなイベントが毎年土用の丑の日をまたいで前後四日間開催される「みたらし祭」です。世界遺産でもある下鴨神社の境内にあるみたらし池に、一年に一度だけ足をひたし無病息災を願う足つけ神事が行われるのですが、早朝から夜遅くまで多くの人でにぎわい、特に夜ともなれば幾百もの祈りのろうそくがゆらめき非常に幻想的な風景を見ることができます。

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今年は7/25〜29まで開催されており、私も初めて神事に参加してきましたが、残念ながら大雨だったので、傘をさしながらの神事になりました。

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みたらし祭に行く前にチェック!

  • 池は深いところではひざ上ぐらいまであるので、そこまでめくれる服装がベター。
  • タオル(や手ぬぐい)を一枚持っていくとよい。
  • 早朝〜午前中はすいています。夜はかなり混むので足つけ神事に参加するのであれば一時間以上の待ち時間は覚悟しておくこと。ただし幻想的な風景が見られます。
  • 加茂みたらし茶屋のみたらし団子は出店が出ているけれど、昼から夜は待ち時間がすごいので覚悟しておく。(近くに店舗もあり)
  • 下鴨神社内の休憩処「さるや」の申餅と氷室のかき氷が美味しい。営業時間は16:30まで。

あしつけ神事体験

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表参道から南口鳥居までは糺の森を通り抜けていくのですが、こちらにたくさんの屋台が並んでいます。私が行った時は、朝10時前だったのでまだ準備中のお店が多かったです。

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みたらし祭はやはり夜が本番。提灯に火が灯り、厳粛な神事の雰囲気やにぎやかなお祭りの雰囲気が味わえますが、その代わり人もすごく、足つけ神事をするまでに1〜2時間待つことも。

それを避けるにはやはり早朝〜お昼ぐらいまでがおすすめ。私たちが行った10時ぐらいは週末にもかかわらず待っていたのは数人程度、5分も待つこともなくすぐに参加することができました。

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御供料(灯明用ろうそく)は一人300円。靴をぬいで用意されているビニール袋にいれてすすみます。

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細い棒にろうそくをさした状態で、そのまま川の中へと入ります。

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足をつけてびっくり!本当に冷たい!まるで氷水のようです。この日は雨がふっていて肌寒いこともあって体の芯から冷えました。足をほんのちょっとつけただけでひゃっと叫びたくなるほどですが、ここはぐっと我慢をしてさらに深いところへと進んでいきます。

みたらし池は、土用の丑の日の頃になると清水が湧いてきて水泡がぶくぶくと出てくるんだとか。これは鴨の七不思議の一つなんだそう。この水の泡をかたどったことが、みたらし団子の発祥だと言われています。

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写真で見てわかるようにかなり深いです。小さなお子さんだと下半身が濡れてしまうこともあるかもしれないので気をつけましょう。

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このみたらし池のなかほどまで進むと、左右にろうそくが設置されているので、ここで手持ちのロウソクに火をつけます。

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雨が降っていたので、消えないかひやひやしながらみたらし池の中にある祭壇までそっと運びます。

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祭壇にろうそくをお供えし、無病息災を願います。

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私もすでにこの半年で病気ばかりだったので、よくよくお願いをしておきました。

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池を上がったところで、参拝者に対してご神水が配られているのでそれをいただきます。

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ちなみに、この器は「鴨のくぼて」と呼ばれており、神社の御神紋であるカモアオイ(双葉葵、賀茂葵)の絵柄が描かれています。縄文時代はこの器に盛ってお供えをしていたらしく、お茶碗の源流でもあるんだとか。800円で販売されています。

賀茂葵ですが、昔は「あふひ」と書き「あふ」は「会う」、「ひ」は神様の力を示す言葉であり、大きな力に巡りあうという意味を植物の「あふひ=葵」で示していると伝えられています。

下鴨神社のグッズ

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賀茂葵の手ぬぐい 700円。

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みたらし祭の時しか販売されない脚のお守り。

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足あとが可愛いので、一つ購入。

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賀茂葵が描かれたエコバッグや、Tシャツなども。これらは南口鳥居を入ってすぐ、相生社のあたりでも販売されています。

無病息災健脚祈願の御札

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足型の御札 200円。札の後ろに自分の名前と年齢を書きます。

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池のそばにたっている御手洗社(井上社)は無病息災の神様がおわすところ。罪・穢れをはらい除きたまう神様。こちらに御札を置いて、祈願します。

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みたらし団子発祥の地ということもあり、みたらし団子がお供えされていました。

加茂みたらし茶屋のみたらし団子

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さて、せっかくみたらし祭に参加したのであればやっぱり食べたいみたらし団子。南口鳥居すぐそばに加茂みたらし茶屋の出店があります。11時ぐらいには15人ぐらい並んだ程度だったので、すぐに注文できました。

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5本590円、10本1180円。ここでは持ち帰りのみ。下鴨神社の近くにある店舗では、その場でいただくこともできます。

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持ち帰って固くなったみたらし団子は、ビニール袋のまま熱湯にいれて温めていただきます。

一つだけ離れていますが、これは人間の五体をあらわしているので、離れている団子は頭の部分をさします。昔はこれを神前に奉納し、無病息災を願ったんだとか。

小ぶりの団子に、香ばしさと甘辛いお醤油だれがとろりとからめてあり、食べやすくいくらでもいただけそう。これは店舗ですぐに食べたほうがさらに美味しいと思います。

おまけ:連理の賢木は縁結びのご神木

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ところで、下鴨神社の境内には連理の逆木というご神木があるのをご存知でしょうか。このご神木は、右にある「相生社」(縁結びの神様がおわす)の御力によって二本の木が一本にむすばれたものとして伝えられています。縁結び、安産子育、家内安全のちからの現れで、京の七不思議の一つとしても有名。

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みたらし祭の行き帰りに、こちらにも参拝してみてはいかがでしょうか。縁結びのお守りなども販売されています。

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『一年に一度きり!下鴨神社の「みたらし祭」であしつけ神事を体験してきた』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2014/08/22(金) 23:54:50 ID:373b6773a

    細かいこと言うようですが、『みたらし祭』送り仮名のりは要りませんから。

  2. 名前:そら 投稿日:2014/08/23(土) 22:13:46 ID:4b634d94f

    >匿名さん

    なるほど。修正しておきます。