日本でたった4つしかない国宝の城のうちの一つ「彦根城」。今年は築城400周年ということでかなり盛り上げてイベントをやっているようです。例の人気キャラクターも町になじんできました。最初は、ふふんと思っていたのに、これだけあちこちで見ると妙に愛らしく思えてくるのが不思議です。モチなのに(笑)
ちなみに残りの国宝の城は「姫路城」「松本城」「犬山城」の3つ。そのうち姫路城は世界文化遺産にもなっているらしく、どうやら城の建築技術を結集して作られた最高峰の城なのだそーです。確かにこちらのサイトの写真を見ると、姫路城だけちょっと違う。綺麗だね。
そんな彦根城を見たい、と言うリクエストにお答えして、あの猛暑の中行ってきました、彦根城。浴衣を着ていたので、さらに暑い。死にそう…と何度思ったことか!昔の人はよく着物でこんなところを歩けたものです。
すでにこの時点で息切れがしている私。何しろ浴衣なので段差が歩きにくく、時々敵をひっかけるためなのかなんなのか溝があって、油断もすきもないのだ。
くっきりと真っ黒な影が、日射しの強さを物語っているでしょ?
廊下橋と天秤櫓(てんびんやぐら)。ここにたどり着くまでに、まだ登らなくてはいけないことをこの時点の私は知らないのでした…。なんか、チョット格好いいぞ。
おお、なかなか見事だねぇ。この廊下橋、非常時には落とし橋となるそうな。なるほどね~。で、この橋をセンターに天秤のような形をした櫓(やぐら)が組まれているので「天秤櫓」と。ふむふむ。ちなみに廊下橋、昔は屋根も壁もあって、人の行き来が見えないようにしてたそうで。そりゃそうですよね。見えたら撃ち落とされるもの。で、こういう櫓が左右対称のものはあまりないので、よく時代劇のロケにも使われているらしい。
が、実は石垣の組み方は、左右で違うのだと。わー、私にはよくわからない…。
右
左
さらにどんどん、まだまだ上がります。そうするとようやく天守閣が…!
白と黒のコントラストがビューティフルではないですか。いつもは山の下から見上げるばかりの天守閣。数年ぶりに見たね、何年ぶりだろう。7、8年ぶりかな。
しかし…暑い!!!冷やされたい~とすだれから冷たい霧が無数に吹き出している「冷え処」の下を通って、多少生き返ったような気がする。
城下町を見下ろした風景。向こうには私の愛するびわ湖がよく見えます。ここから見る夕景もまた美しかったことでしょう。
天守閣の中にも入れます。小窓から入ってくる風が気持ちがよい。なんで外はあんなにも暑く風なんか全然吹いていないのに、城の中はそれほど暑くもなく(熱気がこもっていない)こんな気持ちのよい涼しい風が吹き込んでくるんだろう。
。
この光と影が、なんとも美しい。
「この「引違い板戸の中は、千鳥破風の屋根裏を利用して一室が設けられ、二個の隠狭間が付けてあります」と書かれています。
びっくりしたのは、階段の勾配がひどく急なのと、段差が大きいこと。これはもちろん敵襲に備えてのことなんだろうけど、上がりにくいし降りにくい。やれやれ。
たまには城もよいねーと思ったけれど、いかんせん真夏に山の上はしんどすぎる。春か秋かにオススメします。ま、また数年後に登ってもいいけど、もうしばらくはいいかな。
【関連サイト】
国宝・彦根城築城400年祭公式サイト:イベントやひこにゃん情報
彦根城。築城400周年ということは知っていたんですが、sorariumでリポートが読めるとは。
城も知ると以外に面白いんですよね。
ひこにゃんつい最近東京に来たようで。見てくればよかったなー(笑)。