コンテナを積み上げた坂茂氏設計の「ノマディック美術館」

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 Ashes and Snowというエキシビションが東京はお台場で開催されている。一番の特徴は、この美術館がサーカスのような「移動型」だ、ということ。156個の海上コンテナから成る仮設建造物なのだ。

 これが、ニューヨーク、ロサンゼルスへと移設し、ようやく日本へ。

 エキシビションの内容はというと、
 

グレゴリー・コルベール氏が手がけた50以上の大型写真芸術作品や60分間の映画、2本の9分間の映像「俳句」のエキシビションです。

ノマディック美術館は建築家の坂茂氏が設計し、写真作品は専用の手漉きの和紙に印刷され、カメラマンの中村宏治氏が、ゾウやクジラの姿を水中から何枚も撮影しました。これには、コルベール氏自身も映っています。

 実際に行かれた方の感想と、写真が以下のブログに掲載されてますが、これはなかなか圧巻ですね。面白い!

サーカスのテントのように、突然限られた期間にだけ現出し、しかし、その中では演目が繰り返され、観客を日常の時間から切り離す。坂氏のノマディック美術館では、演目の繰り返しだけでなく、列柱やコンテナといった建築的要素まで、ミニマル音楽のように同じモチーフを繰り返している。建築家は、建築自体によって仮設/永遠を同時に表現するというアクロバティックな試みに成功しています。

この坂茂氏という方は、「紙の建築」で有名なんですね。へぇー、全然しらなかった、そんなものがあるだなんて。建築、というとやっぱり移動できない、そこにずっと在るもの、という認識だったんですが、こういう形もあるんだな。

 これ、6/24まで建てられています。この後も世界各地を巡回予定。

【関連サイト】
VAN – COVERPAGE(坂茂氏オフィシャルサイト)
坂 茂, Tokyo | 建築事務所 | world-architects.com
(「カーテンウォールの家」「紙の教会」などの写真が見られます)

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