mt ex 粟島展レポート(4)瀬戸内国際芸術祭の作品「漂流郵便局」に心打たれました

スポンサーリンク

mt ex 粟島展レポート(3)の続きです。粟島展を堪能した後は、のんびりと島を散策。粟島は瀬戸内国際芸術祭の開催地でもあるので、島内のいたるところに作品が点在しています。

漂流郵便局

その中で私が最も行きたい、と思っていたのが漂流郵便局(MISSING POST OFFICE)でした。漂流郵便局とは、届け先のわからない手紙を受け付ける郵便局。いつかのどこかの誰かへあてた手紙が、いつかここにやってくるあなたのところへ流れ着く。そういうコンセプトなのです。

漂流郵便局

靴をぬいで、中へ。

漂流郵便局

漂流私書箱。漂流郵便局を訪れた人は、このアルミの缶に入っている葉書をいつでも取り出して読むことができます。

波打ち際に横たわるボトルメールさながらに。

時々、局員の方がテーブルを回転させ、読んだ手紙がどこにあるのかまたわからなくなるのです。

漂流郵便局

漂流郵便局の局員は、元粟島郵便局の局長を務めた中田さんと、現代美術家の久保田さやさんです。お二人とも在局されていました。

漂流郵便局

漂流郵便局セット。

PA310402

消印シールと、消印のフレーム切手二枚、そして葉書で500円。ここで買ってその場で手紙を書いて漂流郵便局に投函することができます。

漂流郵便局ポスト

私も書きました。母に充てて。

届け先がわからない、今どこにいるのかわからないけれど、伝えたい言葉がありました。どこに漂流していくのだろう、母のもとへ届けばいいのに。本当に届けばいいのに。

漂流郵便局

鉱石が窓口前のカウンターに並べられていました。

漂流郵便局

2014年も開局予定だそう。もしかしたら私の手紙もあなたのもとに流れ着くかもしれません。

スポンサーリンク
この記事をお届けした
sorariumの最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!

シェアする