勝手に徳島のお菓子を独断と偏見で紹介するシリーズですが、第二回目はやっぱり富士屋の「小男鹿(さおしか)」です。これもね、昔よく食べていました。
でも小さい頃だったんですっかり忘れてたんですよね。でも2年ぐらい前に、兄がお取り寄せしてそれを皆で食べたら、一気に脳裏に蘇ってきました。あ、これ、食べたことある!!!知ってる、私この味。
作っているのは、130年の伝統を持つ和菓子屋の老舗「富士屋」です。お茶会などにも使われる和三盆なども取り扱っておられるのですが、やはり富士屋といえば「小男鹿」です。
和三盆糖と新粉、鶏卵を使ってふっくらしっとりと仕上げた蒸し菓子なのですが、中にこれまたふっくらと炊いた上品な甘さの小豆が入っています。
口に入れると、ゆっくりとやさしい甘みが口中に広がって、次の瞬間には淡雪のようにその甘さがさらさらっと溶けていくんですよね。不思議。
カステラとはまた違う。
表面は鹿子柄をつけるため、抹茶が使用されているのですが、見た目も本当に美しく、これもまた茶会に使われるそう。
ハーフサイズだと1150円とちょっと高級ですが、本当に美味。残念ながら相方はこれ苦手だそうで、ラッキーと私一人でぺろりと一棹いただきました。シアワセ〜!!
ただ…わざわざ大雨の中、駅前にある富士屋徳島駅前店に行ったのに、その後に行った阿波おどり会館の中にある「あるでよ徳島」でも販売されてた時はがっくりきました…。そうよね…人気のお菓子だもんね…あるよね…。
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