関西には安藤忠雄氏の作品が多い。大阪の出身だけれども、関西のあちこちに多く、広く散らばっているのだ。もちろん滋賀にもいくつか彼の作品がある。私が時々通る道沿いにも目立たぬ打ちっ放しのビルディングが静かに建っていたりする。先日東京で訪れた「表参道ヒルズ」もそうだし、東京ミッドタウンの「21_21 DESIGN SITE」もそう。打ちっ放しのコンクリートが特徴的。その彼の作品集がTOTOから全三巻で出版されます。TOTOといえばキッチンとうの水まわりの設備が思い浮かぶだろうけれど、TOTO出版は「建築MAP東京」とか「図解アトリエ・ワン」など面白い本をいっぱい出している出版社でもあるんですよ。
で、その作品集「安藤忠雄の建築」の担当編集者の方が、ほぼ日で語っておられます。
日本を代表する建築家・安藤忠雄さん。本書は安藤さんの代表作を紹介する作品集(全3巻を予定)です。第1巻のテーマは「住居」。独学で建築を学ばれた安藤さんの最初の仕事は、25坪の友人の家でした。住居から始まった安藤さんの建築。安藤さん自身、「住宅は私の原点」 「最後の仕事は住宅と決めている」と本書の中で語っています。
しかし実際に体験してみると、コンクリートの質感が柔らかく空間の抜け方がとても心地いい。それに人肌に触れる部分には、予想以上に木が用いられていてその使い方が絶妙に上手いのです。
厳しい空間のように見えて、実は温かい。
これは安藤忠雄という人物にもそのまま当てはまると思いました。
ほぼ日のこのコーナーはすごく私は好きなんですが、むしろこのコーナーを一冊にまとめてほしいですね。その担当編集者の話ももちろん収録して。
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二極化
写真集ではない、地図帳
兵庫県もあります。
姫路も幾つかありますよ。
打ちっ放しのコンクリートって、
冷たい感じがしますけど、
近未来的な建物にも見えますし、
僕は好きです。
真似たような打ちっ放しの一般住宅も増えたような気がします。