お世話になった方に、仲の良い友達に…。気負うことなく受け取ってもらえつつもちょっと小粋で、京都らしいプレゼントを…と考えた時に選びたいのが、河原町から富小路通を少し下がったあたりにある京飴「クロッシェ」です。
創業130年をこえる京飴の工房が出自のクロッシェですが、店舗は現代的なコンクリート打ちっぱなし。店の中心に並べられた京飴にスポットライトが当たって、高級感のある佇まいに少し気後れしてしまいますが、入ってみると、お店の方は若い女性で「試食できますのでおっしゃってくださいね」と声をかけてくれます。京飴はすべて手作りで作られています。見た目も美しく、それぞれの名前も「源氏物語」「言祝」「京桜」「花浅葱」といった風に色の名前にもうっとりしてしまいます。
贈り物として2種類選んで試食させてもらいましたが、どれも美味しい!ここを選んで正解だったわーと思いつつ、そちらは二箱セットでお店から送ってもらうことにしました。
そして自分用に買ったのは、代表作とも言える「白絹手毬」です。パッケージもシンプルですてきだし、ロゴも可愛い。
白絹手毬は、レモンライムの味。
手鞠は古くは平安時代にも表記が見られ、当時は芯に糸を巻いただけの物であったが、16世紀末頃より芯にぜんまい綿などを巻き固め、それを核として、高価な物は絹などの美しい糸で幾何学的に巻いて作られるようになった。少女がお正月に遊ぶ遊具として扱われ、「新年」の季語でもある。白絹手鞠はこの手鞠をモチーフにした飴で、多彩な色味と絹のように繊細な細工飴を指す。
こんな風に円形のプラスチックのケースにぎっしりと小さな手毬が詰まっているかのよう。綺麗〜。
そして白地に5色の細いラインが入って、食べるのがもったいないぐらい…!
この時期は溶けやすいので、冷蔵庫で保存した方がベター。
大事に大事に、毎日ひと粒ずつ食べたいそんなアメ。京都のお土産としてもぴったりですよ。
【店舗情報】
店名/クロッシェ(Crochet)
住所/京都府京都市下京区綾小路富小路東入塩屋町69
TEL/075-744-0840
定休日/火曜(季節により異なります)
営業時間/10:30~19:00