先日、移転した大阪中央郵便局に行ったところ、お腹がすいたお腹がすいたと横の人がうるさかったため、じゃぁ小腹を満たせるたこ焼きでも食べる?と中央郵便局の隣にある梅三小路に入っている元祖たこ焼き屋「会津屋」に行ってみることにしました。
むかーし、一度だけ行ったことがあるんですがあんまり味を覚えてなかったので再訪です。JR大阪駅桜橋口を出たら、横断歩道を渡るとすぐいろんなお店が入っている梅三小路があるのですが、この梅三小路を通り抜けてすぐの出口付近にあります。
ここはたこ焼き屋には珍しく、中にテーブル席がありそこでいただくことができます。もちろん持ち帰りも可。どうせすぐ食べるんだからと中へ入ります。
いくつか種類があるのですが、いろいろ食べてみたい、ということでバラエティセットのAセット(元祖たこ焼き10個、元祖ラヂオ焼き6個、ねぎ焼き6個)を注文してみました。
実はこのお店、美味しんぼの77巻「日本全県味巡り 大阪編」でとりあげられたこともあるお店。店内にはその巻がおいてあって読むことができます。表紙も会津屋のたこ焼き!
懐かしいなぁ。昔、家にあったわ。
とりあげられているのは第四話「本物のたこ焼き」。
漫画にも描かれているように、会津屋のたこ焼きの特徴は、生地を出汁でといてあり味もつけてあること。だからソースをつけずに食べるんです。
たこ焼きの創始者は、西成区「会津屋」の初代・遠藤留吉とされている[1][2]。1933年(昭和8年)、遠藤はラジオ焼きを改良し、従来のこんにゃくの代わりに醤油味の牛肉を入れて肉焼きとして販売。1935年(昭和10年)、タコと鶏卵を入れる明石焼に影響を受け、牛肉ではなくタコ・鶏卵を入れるようになり、たこ焼きと名付けた
たこ焼きは日本で考案された粉モン料理の代表格ですが、たこ焼き自体を編み出したのがこの会津屋の店主だったというわけです。
まずは、元祖たこ焼きから。昔はこんな風に小ぶりなサイズのたこ焼きが主流だったようですが、今はジャンボサイズが流行っていますよね。これだと一口で食べられます。
そして、全くタレがかかっていません。「味がついているのでそのままどうぞ」と店員さんも一声かけてくれます。
外はカリっと香ばしく焼きあげてあり、中からは出汁のよくきいた生地がとろ〜!これは出汁好きにはたまらないたこ焼きですね。私はこういうたこ焼きが大好きです。すごくシンプルだけどこのシンプルさがいい。たこも大きければいいっていうもんじゃないんですよ。バランス!そう、バランスが大事。
うまい。その一言ですねー。
そして、結構待ってからようやくきたのが「元祖ラヂオ焼き」。
こんにゃくやすじ肉、ねぎが混ぜ込んであるものです。これはこれでちょっと重量感があってお腹にきますね。
そしてねぎ焼き。これも美味しいんだけど…やっぱりいちばん美味しいのは具が邪魔をしない元祖たこ焼き!!あぁ、もう一度食べたい。
梅田駅前にははなだこという、いつも行列ができているたこ焼き屋があるわけですが、実はここのたこ焼きもひそかな人気店なのです。
【店舗情報】
店名/会津屋 梅田店
住所/大阪府大阪市北区梅田3-2-136 梅三小路
TEL/06-6346-3444
定休日/不定休(梅三小路に準ずる)
営業時間/
[月~金] 11:00~22:00
[土・日・祝] 11:00~21:00