毎年、8月7日〜10日に開催されている京都・五条坂の陶器まつり。大正時代から行われている伝統ある陶器市で、五条通の東大路〜五条大橋の歩行者用道路にはぎっしりと400店位上もの露店が並ぶかなり大規模なものです。
今まで陶器まつりといえば信楽陶器まつりしか行ったことがなかったのですが、ここ数年は器に興味津々で各地の陶器まつりに行きたいな―とずっと思っていました。そこで、手始めに近場の京都・陶器まつりへ行ってきました。
五条・陶器まつりの始まり
もともとは、大正九年、鳥辺野と呼ばれる葬送地のある「六道珍皇寺」に、先祖の精霊を迎えにお参りにいく「六道まいり」の時に、五条坂に店を構える陶器店がB級品を売りだしたのが始まりなんだとか。
アクセス
夏休み&お盆のスタートということで高速は大渋滞の模様。仕方がないので、まずJRで京都駅へ。数年ぶりに京都駅を訪れました。懐かしい!
そこからは京都市バス4番にのって河原町五条へ。市バスも久しぶりに乗りましたが、酔いました…。京都の市バスって運転荒いし、渋滞してるから少し進んでは急ブレーキを繰り返すし…。うぇ。その他、207系、206系、205系、17系でも五条坂を通るようです。
そこからは五条大橋を渡れば、一帯が会場です。
延々と続く露店、そして灼熱の太陽…
京都の陶器といえば清水焼ですが、清水焼ばかりが集まっているわけではなく全国から色んなお店や作家さんが出店してきているので、バラエティ豊か!どのお店も個性的で見ていて飽きません。
食べ物の屋台もちょいちょい出ていました。
作家さんのお店はやっぱり見せ方が違うなぁーという印象です。自分の作品がどう見せれば一番いいかわかってますよね。
可愛い陶器のオブジェも。
信楽の堂本工房さんも発見〜。実は、あ、このお皿すてき!と思って見入っていたら、実は堂本工房さんだったという(笑)やっぱり自分の好みって偏っちゃいますねw
でも作家さんの器はちょっとお高めです。その分デザインは本当に素晴らしいものが多いのですが、気軽にほいほいは買えなくて…。
そうかと思えば、こんな風に3個で1,050円!といった投げ売り価格のお店もたくさん出ています。最終日ということもあり、多くのお店が値引きしていました。
和歌山の根来漆(ねごろうるし)と会津漆(あいづうるし)どれでも500円均一。通常のお値段は1,260円〜3,000円ぐらいなんだそう。
陶器だけではなく木の食器も。
丹波立杭焼の祥公窯さん。
森下郁郎(いくお)さんという群馬県吾妻郡嬬恋の作家さんのブース。作家さんでもB級品などが置かれているコーナーがあって結構お安く買えるところもあります。
本当にすごく楽しかったんですが…五条大橋から東大路通りまで片側を歩いただけでもう暑くて暑くて…。この日も猛暑で確か京都は37度だったかな…。一応日傘をさしていたんですが、熱気がすごかったです。アスファルトから立ち上る湯気が見えそうなぐらい。吸い込む息が暑くて喉は乾くし、サウナの中を歩いてるような感じ。
東大路通をわたったあたりで、もう意識が朦朧としてきました…(汗)
私だけでなく相方もこの暑さには参ってしまったみたいで、正直片側のお店はほとんど見る余裕がなかったです。。頭の中は早くカフェに入って休憩したい…(笑)
たぶん2時間ぐらいはいたと思うのですがこれが限界でした。ちょっと夏の京都は本当になめちゃいかん!
戦利品
そんな中でなんとか買ってきた器です。
伊万里焼のさじ。柄の部分がどれも違う可愛い柄だったのでぜんぶ違うのにしました。各300円→100円。
丹波立杭焼の祥公窯さんのところで、ちょっと深めの中皿を。1000円×2枚。
森下郁郎さんの器。京都生まれの方だそうで、だからこれに参加されてるのかな。小鉢を2つ購入。(各400円)
そして、根来漆か会津漆かどちらかよくわからないけれど、汁椀。500円×4つ。
汁椀にしては少し小ぶりですが、何か副菜を盛り付けるにもいいかなぁと。月とうさぎが可愛かったので。
結構いいのが揃えられて嬉しい。
本当はもっとじっくり色んなお店をのぞいて回りたかったので残念ですが、あの暑さじゃとてもとても…。来年も行きたいけどちょっと躊躇してしまう猛烈な暑さ。うーん、どうしようかなぁ。
【イベント情報】
イベント名/京都・五条坂~陶器まつり~
会場/五条坂一帯
日時/2013/8/7(水)~8/10(土) 9:00~23:00頃
問い合わせ先/075-541-1192(テープ対応)