夕暮れが近づいてきて、鴨川は少し肌寒くなってきたので食事にしましょうか、と立ち上がる。
さて、今日はどこに行こうか、となった時に、シキ君が以前行ってなかなかよかったんだけど、とある店をあげてくれた。ただ、ちょっと場所が曖昧で店の名前に「龍」がついてたことしか覚えていない、と言う。まぁ、いいよ、と、河原町三条から御池のあたりの恵美須町の路地を少し探索。このあたりにはラブホテル等のピンクな看板があったりもしてなかなかいかがわしく、傍目には単にカップルに見える上に看板を探している風にしている私たちはちょっと怪しく、そんな風に見える事を考えるとちょっと笑える。
まぁ、そんな感じで探していたら、ロイヤルホテルの向かい側に見つけた「龍のひげ」。真っ黒な外壁で中は全くわからない。ちょっと高級感のある雰囲気で、黒い壁に囲まれた細いアプローチを入っていくと、さっとドアが開かれた。
中はとてもシックで、これはちょっと知らないと入りにくいかもしれない。ただ、ほぼ個室なので、密会にはぴったりだと思われる。(笑)私たちは二階に案内され、吹き抜け部分から一階が見下ろせる個室をあてがわれたのですが、これがいい感じ。一階の厨房でシェフが働いている様子が垣間見れます。
突き出し。
サラダ。
お造り。海の近くで育ったシキ君は魚の味にはうるさい、らしい、本人曰く。そして刺身がすごく好きなのだ、とも。
豚の角煮。
唐揚げの檸檬ソース添え。これがすごく美味しかった、というので、今日はここにきたのでした。ふむ、なるほど。ちょっと変わった味だね。しかし、いかんせん唐揚げにマヨネーズ、というのはちょっとくどくなかろうか。
釜飯。
ラストのデザート。
料理はそれなりに美味しかったし、雰囲気もいいし、スタッフの対応もよかった。誰か二人でちょっと御飯を食べつつ、お酒もそこそこ楽しみたい、その上で出来れば周囲の目を気にせずに話がしたい、という時にはぴったりです。
その後、夜の木屋町を歩く。高瀬川にかかる夜桜は見事に美しい。
龍のひげ(ぐるなび)
龍のひげ(Leaf)
住所/京都府京都市中京区河原町御池下ル一筋目東入ル3軒目
TEL/075-221-1551
営業時間/
17:30~24:00(L.O.23:30)
火曜日定休