ほつれた糸

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夢を見た。


私が望んだ成り行きがそこにはあったけれど、
どうしようもない事態であることは変わらないわけで、
夢の中でさえ、私は苦しかった。

ほつれた糸を戻すことなんて誰にも出来ないのに、
私はいつまで何を待っているんだろう。
馬鹿みたいに。

ここにこうして書く事は卑怯で、間違ったことなのかもしれない。
だけどもうずっとこの場所が私の避難場所であることは変わらないことで
今もこれからも変えることが出来ないんだ。

文章を書き続けることは、
あたたかな毛布を頭からかぶって、膝をかかえて眠ることに似てる。

そうして動物が傷を舐めて治すように、
私も今はまだ動けない。

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