「フィンランドのくらしとデザイン」展@兵庫県立美術館に行ってきました

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あと一週間ほどで会期終了してしまうので、慌ててエントリー。

現在、兵庫県立美術館で開催している「フィンランドのくらしとデザイン -ムーミンが住む森の生活展」に行ってきました。

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青森県立美術館から始まり、埼玉、静岡、長崎と巡回し、いよいよラストに関西にきてくれて、フィンランド好きムーミン好きの私としては絶対行かねば!!と思っていたのです。P2100302

建物は安藤忠雄建築。

駐車場に入るのに並んでいたら、案内の方に「非常に混雑しているので、(美術館の)駐車場に並んでいただいても時間がかかりますし、他の駐車場をご利用ください」と、駐車場のマップが書かれた紙を渡されました。

どうやら、近くの商業施設の駐車場などを利用しろとのこと。

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結局私たちは、美術館のすぐそばにあるケーズデンキを利用することにしました。ケーズデンキは入場から1時間は無料、1,000円以上購入したりした人は2時間無料追加になります。

美術館の利用料金とほぼ変わらないのでまぁいいか、と。

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ちなみに到着したのは14:30頃。美術館前の看板に描かれているムーミンにすでに興奮して写真を撮ってもらう私。

ポスターとかもバシバシ撮っていたら「本編が始まる前に終わってしまうよw」と相方にたしなめられました。。確かに。

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それにしてもいくら休日だからとはいえ、ひどい行列でした。窓口でチケットを購入するのに30分ぐらいかかると言われ、近くのローソンでもチケットを売っているのでそちらに行かれても…と案内の人が声をはりあげていました。

結局、二手に別れたのですが、ローソンでも行列ができていて、ロッピーでチケット購入してもさらにレジで精算しないといけないとかで、やたら時間がかかったみたいでした。

というわけで、私の方が若干早かったです。窓口だと公式サイトにある割引券も利用できます。

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受付の近くに、フィンランドのライフスタイルを特別に再現した「森の家」が設置されていました。設計・制作は幾何楽堂。

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フィンランドでは、森の中にある別荘で夏を過ごす家族が多く、別荘の周囲にはサウナや子供部屋として使う手作りの小さな家がしばしば見られるそう。そんなフィンランドの森の生活からヒントを得て、この「子どもたちの遊び部屋」を設計したそうです。

ここは撮影可。

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コンクリート打ちっぱなしの壁と階段。余計なものをそぎ落とし、作品に集中させようという意図でしょうか。

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さて、今回の展覧会は二部に分かれています。

第一章はフィンランドの国民的画家アクセリ・ガレン=カレラによる、壮大なフィンランドの叙情詩「カレワラ」を主題にした絵画など、フィンランドの風景ががずらりと並びます。

また、アクセリ・ガレン=カレラの自邸で使われていたドアノブとかも展示されていました。彼は家具もデザインしたりしてるんですよねー。

そして、ムーミンの原画14点と、トーベ・ヤンソンの自画像を含む油彩画も公開されており、こちらは初めて見たのですが、まるで別の作家が描いたもののようでちょっと驚きました。それにしてもやっぱり原画は素晴らしい。

アニメのような丸っこさや人懐こさがなく、目つきが悪かったり表情がなんとも皮肉っぽくて、日本のアニメのムーミンしか見たことがない方はちょっとびっくりするかもしれません。

もともとムーミン・トロールは、風刺画の挿絵を書いていたトーベ・ヤンソンが毎回ちょろっとそこに登場させていたキャラクターですから、そこから飛び出して出来たムーミンたちがそんな表情をしているのも納得かも。

このムーミンコーナーは、展覧会で最も混んでいたコーナーです。

ムーミンの小説(と装丁)もガラス展示されていました。

それから、ヘルシンキ中央駅を手がけたエリエル・サーリネンの建築の紹介です。図面や写真、アトリエや自邸が展示されていました。ヘルシンキ中央駅はそういえば私が行った時はあの塔の部分がちょうど工事中でパネルで覆われてたんですよねぇ。残念でした。

第二章は、フィンランド・デザインの黄金時代、ということでアルヴァアアルトやカイフランクのチェアや照明、食器類、またマリメッコのファブリックなどが展示されていました。

第三章は、フィンランド・デザインの「今」。イテラ社(フィンランド郵政)のコミニュケーション・デザインの取り組みや、アルテックの2nd Cycleプロジェクトなどデザインと持続可能な社会の実現に向けての活動が紹介されていました。

ここでは実際にアルテックの色んなチェアに座ることもできて、楽しかった!!

ラストはミュージアムショップ。

一番楽しみにしていたのですが…人。人。人。。。

商品に近づくのさえ困難な人混みにちょっと気持ちが悪くなるほどでした。全然ゆっくり見られないし、諦めてこれだけ購入。

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ポストカード5種類。

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サンナ・タスキネンデザインのカイ・フランク生誕100年記念切手です。こちらは以前ポスクロで左端の切手を貼って送ってくれた方がいて、ずっと素敵!欲しい!と思っていた切手でした。

あぁ、こういうの、日本でも出してよー!

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ミュージアムショップを出た後のこの空間が一番好き。夕陽が照らす神戸の海とビルが一望できる場所です。

またフィンランド、、、行きたいなー。去年行く予定だったんだけどなー。はぁ。ムーミンに会いたい。ムーミンワールド行きたい。。

会期は今週末まで。

【イベント情報】
展覧会名/フィンランドのくらしとデザイン -ムーミンが住む森の生活展
会場/兵庫県立美術館
会期/2013年1月10日(木)~3月10日(日)
休館日/月曜日(ただし、1月14日、2月11日は開館、翌1月15日、2月12日は休館)

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『「フィンランドのくらしとデザイン」展@兵庫県立美術館に行ってきました』へのコメント

  1. 名前:ミチ 投稿日:2013/03/07(木) 00:26:01 ID:8419f1d37

    ムーミンわたしも大好きです!
    原作は確かに怖いけどそういう部分も好きだったりします。

    フィンランドの暮らしとデザイン展が埼玉に来ていたとは
    知らなかったので行けなくて悔しいですが(>_<)
    埼玉の飯能というところに「あけぼの子どもの森公園」があり
    ムーミン屋敷を再現した公園でかなり秀逸な作りで知られています。

    そちらからだと遠いですが機会があれば見てみてください。

  2. 名前:そら 投稿日:2013/03/08(金) 14:47:14 ID:6766244e5

    ミチさん

    私もオリジナルの絵の方が大好きなんですよ。
    むしろあれがいいんですよね。

    巡回展、見逃されたのですね〜。
    ものすごい人出で大人気でしたし、またいつかしてくれることを願ってます!!

    埼玉にそんな素敵公園があるんですか。
    お近くにあって羨ましい!!
    はい、またいつか近くに行くことがあればぜひ寄ってみたいと思います。