結婚して毎日料理を作るようになってから、母が旬や歳時にのっとって色々と工夫した料理を作ってくれていたんだなぁ、と気づきました。
節分には巻きずしといわしを、ひな祭りにはちらし寿司を、土用の丑の日にはうなぎ、お正月にはおせち、春になれば採ってきたつくしの卵とじなどなど、食卓にはいつも季節を感じる食事があり、それを当たり前のように食べてきました。そんな日々の食事のことを、結婚してから改めて幸せな食事だったんだなぁとしみじみ感じることが多いです。
だからというわけではありませんが、私もできる限り祭事の食事は食卓に取り入れるようにしています。一昨日の一月七日は、無病息災を願う「七草粥」を作りました。
七草粥の材料
- 七草パック
- 米 1/2〜1/3カップ あるいは ご飯 お茶碗半分ぐらい
- 塩 小さじ2/3
- 干ししいたけ 2〜3枚
- (あれば、干しえび)
- だし昆布 1枚
簡単七草粥の作り方
まずは七草パックを用意。この時期になるとスーパーでは必ずこのパックが売られています。
セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロが全部入っているので便利。2〜3人分でちょうどいいぐらいです。
ちなみに、ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナは蕪、スズシロは大根をさします。蕪も大根もこのパックに入っているのはすごく小さいサイズ。このパックを買いに行く暇がなかった場合は、普通の蕪と大根だけでもいいと思いますよ、十分美味しくできます。
蕪と大根は皮をむいて、いちょう切りに。細かいのが好きなのであればさいの目でも。お好きなように。葉っぱ類はすべてみじんぎり。
沸騰させたお湯に分量外の塩をほんのひとつまみいれて、葉っぱをさっとゆがいてざるにあげます。ゆがきすぎないように。これで草のえぐみをとります。
洗ったお米 or ご飯に7〜8倍の量のお水とだし昆布を入れて火にかけます。その間に、計量カップに半分ぐらいお湯を入れて、干ししいたけを入れておきます。お湯でもどすと早くもどるので、しいたけが大体もどったら茎は捨てて、傘の部分は5mmぐらいに切っておきます。
沸騰したら弱火にし、しいたけの戻し汁、切ったしいたけと葉っぱ類、そして塩を入れて蓋をし、あとは30〜40分ぐらいことことと煮るだけ。蓋を完全にしめてしまうと吹きこぼれてしまうので、ほんの少しすきまをあけておくといいと思います。
土鍋でことこと作るのも美味しいですが、もちろん普通の鍋でもOK。
本当に時間がなくて面倒な場合は、米と水と昆布と干ししいたけと干しえびを全部一緒に入れて煮込んじゃうのもあり!後で取り出せばいいだけだもの〜w
以上で完成〜。とっても美味しい。
中華風といっても、チキンスープとか入れてしまうとちょっとお粥にしてくどくなりすぎてしまうので、干ししいたけの戻し汁だけで十分美味しくできちゃうんですよね。
こんな風に赤蕪のお漬物や、白菜の浅漬けなど漬物をのせて食べてもすごく美味しいです。
今年は、家でもつくりましたし、実家でも作りました。みんなが一年健康でいられますように。
[ブログ更新] sorarium – [レシピ] 無病息災を願って食べる我が家の中華風七草粥の作り方 http://t.co/F9T0EHkQ