わびやこれきどう、と読む。侘
先ほどのエントリーで京都情緒あふれる通りの一つとして「石塀小路」をあげたけれども、もっと四条通から近い場所がよければ、「花見小路」をオススメします。数年前に石畳へと整備され、夜になるとやわらかな灯火が周囲のお店から漏れだし、なんとも美しく艶やかな様相を演出し始めます。
この石畳を奥へ奥へと進むと建仁寺という禅寺へとたどり着きまして、少し境内を散策してから、ちょっと早いけどもういいよね、飲みましょう、と「侘家古暦堂」へ。このロゴタイプがすごくいいと思ったし、ロゴマークの象形文字にもぐっときたので。大体、ロゴやショップカードが美しい店は「アタリ」の店が多い、というのが私の持論。(たまに外れるけれど)鳥料理はそれほど好きではないけれど、「ホロホロ鳥」とか変わった料理が多かったし、何より中に入ってみたかったから。
エントランスを入っていくと
「滋養と薬膳素材料理」という文字が目に入る。お、いいね。店内は落ち着いた照明とカウンター。細い廊下を通って、3テーブルのみの小さな部屋へ案内される。さすがに6時前だから他のお客さんは誰もいないし、ほどよい暗さで落ち着く。
つきだし。もちろん鶏肉。これが食感がよく、あっさりした味ですごく美味しい。つきだしが美味しいということは安心だ。というより、予想以上に「アタリ」かもしれない!と期待値が高まる。
豆腐の三種盛り。一番上が湯葉。一番下が朧豆腐だったかな。舌の上でほろほろと溶けていく感じ。塩と醤油とつけてくれたのですが、塩は100年前ぐらいのオーストラリア?の塩だそう。スタッフが本当にくどいぐらいに料理の説明を一品一品してくれる。
おばけ、という一品料理。ちょっと変わった部位を使っていて、ピリ辛。こりこりとした食感がたまらない。
デザート三種盛り。数十種類から選べるので、バニラアイス(濃厚!)と、ガトーショコラとプリンを頼んだのですが、これまた美味しい。
手抜きがない。焼酎やワイン、カクテルの種類も驚くほど多いし、ここは本当に美味しかった。ちなみにオリジナル焼酎はちょっと辛口で若干私にはきつかったな。難点は禁煙ではなかったところですが、それを補ってあまりある料理の質の高さです。スタッフの対応も○。北山の洋菓子店「マールブランシュ」の系列とききましたが不明。
あ!鳥料理なのにほとんど撮ってない!つくねも(私は一口もらったくらい。甘いのは苦手なのですがここのつくねはそんなに甘くなくって美味)、手羽先も頼んだのにー。忘れてたー。
【参考サイト】
月間うまべ
侘家古暦堂 祇園花見小路
京都市東山区四条花見小路下ル 祇園町南側 歌舞練場北側
tel..075-532-3355
Lunch 11:30-2:00pm(春・秋・正月のみ)
Dinner 5:00-11:00
先斗町店「ワインと焼酎・炭火焼き」
京都市中京区先斗町三条下ル 歌舞練場西南
17:00-3:00
毎週月曜日定休
tel. 075-254-5656
祇園はなれ「日本酒と地鶏鍋料理」
11:30-14:00(予約のみ)
17:00-23:30
毎週日曜日定休
京都市東山区祇園町北側279-1
tel. 075-551-0066