毎日のように使う「お醤油」。お刺身、おひたし、焼き魚…。毎日使っていても飽きない調味料の一つですよね。
毎日使うものだからこそ、いい物を口にしたい。
滋賀県愛知郡で生産されている丸中醤油は、昔ながらの製法のまま、今も職人による手作業で、100年使い続けた杉樽を使用し作られている本物のお醤油です。
実は、私の姉の友人のご実家が丸中醤油なんだそう。ということで、姉が友人に注文して、我が家の実家に持ってきてくれました!
滋賀のスーパーでは必ずみかけるお醤油なのですが、高級そうな包み紙に包まれており、いつも美味しそうだけど高い…と躊躇していたお醤油だったので、期せずして試すことができるなんてラッキー!!
本物のお醤油とは
本来の醤油は「大豆・小麦・食塩」を原料とし、麹菌、乳酸菌、酵母による醗酵を得て生成されます。ところが、こうして出来た加熱処理をしない生醤油だと、麹の風味や香りが豊かではあるものの、非常に繊細で開封したら冷蔵庫で保存しておく必要があります。
なので、最近、スーパーなどで販売されている醤油にはアルコールを入れ殺菌しているものが多く、また、甘みがあるものを好む人のために甘味料などを加えているものも見られます。そのため、香りや味はイマイチに…。
丸中醤油について
三年熟成が基本で、なんと温度管理は一切しないそう。職人の感と江戸時代から蔵に棲みつく醸造菌によってお醤油は醗酵します。(まるでもやしもん!!)
そうして、もろみを完熟状態まで時間をかけて低温でゆっくりと熟成させることによって、お醤油の命である豊かな香りが出ます。
創業200余年の醸造蔵(登録有形文化財に登録)に手を加えず、今もなお作り続けているため、蔵の中には至るところに醸造菌が棲みついています。
この醸造菌が醤油を美味しく醗酵させてくれるのですが、菌次第で個性が出てしまうので、そこを職人がちゃんと商品になるように仕込むという…なんとも手間暇がかかっているお醤油。菌と職人のコンビがなければ、この醤油は完成しないとも言えるでしょう。
京都の名店「菊の井」でも使用されているようです。「どっちの料理ショー」にも取り上げられたそう。
材料は地産地消
大豆と小麦と食塩だけで作られる本当のお醤油。大豆も小麦も契約農家から仕入れており、大豆は滋賀の生産者、小麦は愛知の生産者によって育てられたものです。
味見してみた
普通のお醤油よりちょっと色が薄いですね。濃口醤油ですが、これなら煮物とかに使ってもそれほど色が悪くならないのではないでしょうか。でも煮物に使うには勿体無いかも…と迷うところ(笑)
舐めてみたら、普通のお醤油だとしょっぱいだけですが、これは確かにキリッとした塩気はありつつも、エグ味がなくまろやか。お醤油だけ舐めてもものすごく美味しい!!
ちょっとびっくりするほど。香りもすごくいい香り。
高いだけのことはありますね〜。これを使い始めたら他のお醤油にいけなくなりそう!!
さすがに一升瓶は冷蔵庫には入らないので、ジュースの瓶を熱湯消毒して2つに分けて野菜室に保存しました。さらに普段使う分だけ、醤油瓶にわけて、それも冷蔵庫へ。これでいつでも美味しくいただけます。
普通のご家庭では150mmや300mm、あるいは一番人気の720mlがおすすめです。
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