大阪天満宮の近く、日本一長い商店街である「天神橋筋商店街」の最南端を歩いていると、こんなお店を発見。
味噌のいい匂いが店先にまでただよってきています。美味しい食べ物に関する嗅覚だけはやたら鋭い私…。ここはすごく良さそうな感じがする…!
ガラス戸には「柚子もろみ」「天然完熟みそ」「とりいの塩麹」「甘酒」とそそる張り紙が…!でもちょっと入りにくく5分ぐらいどうしようとうろうろしてしまいました。
小売してもらえるのかしら、場違いじゃないかなぁと心配しつつ、ふと見上げると「100グラムから小売りいたします」の看板。よし!と意を決してがらがらとガラス戸を開けて中に入ります。
中にはずらりと並ぶ色々な味噌樽!わぁーー。いい、いいよ、これは絶対美味しいはず。
奥にいた女性の方に声をかけると、にこやかに「いらっしゃいませ」とおっしゃっていただけたのでほっと安心。お味噌がほしいんですが、それぞれどんなお味なんですか、と聞いて説明してもらいました。
一番人気はこの「とりゐ満天」。米麹で作られた、最上級のお味噌汁用味噌。代々伝えられてきた、秘伝の種味噌から作られていて、色は赤だし味噌のように濃いです。
他にも田舎粒や赤だし、白味噌、塩麹、もろみなどいろいろありましたが、とりあえず3種類を選んで購入。
写真も快く撮らせてもらえました。色んな味噌の香りをかがせてもらったんですが、全部それぞれ全く違うんですよね。すごく個性がある。だから、どれも試してみたくなります。おかず味噌のもろみも美味しそうでしたし。
創業は江戸時代、300年以上ずっとこの場所で伝統の製法にこだわって作られているんだとか。全国の老舗ホテル・料亭などでも使われているそう。詳しくは公式サイトのとりゐ味噌|歴史とこだわりで。
さて、購入したのは「とりゐ満天」(168円/100g)、「田舎みそ」(105円/100g)、「赤だし」(136円/100g)です。
とりゐ満天は100g購入。本当に普通にスーパーで購入する味噌とは大違い、色も赤っぽく濃厚で香りも豊か。
田舎粒も100g購入。昔懐かしいお味噌汁用の麹味噌。やさしい香り。そのまま素材にのせても美味しくいただけるそう。ちゃんちゃん焼きなどにも合いそう。ぼたん鍋用の味噌としても親しまれているんだとか。
米赤だしは200g購入しました。高級料亭や老舗ホテルの懐石料理等に使われているそうです。仕込み水にもこだわって大豆の旨みを十分に生かしているので、豚汁や豆腐とわかめのお味噌汁等、あらゆる具材に合うそう。
早速、とりゐ満天で味噌汁を作ってみました。お店で、玉ねぎとじゃがいものお味噌汁が美味しいですよ、と言われたので早速それで。
驚いたのが、味噌を入れた瞬間、ふわぁっとすごい味噌の香りが立ったこと。市販の味噌でこんなにしたことはありません。そして、味噌汁自体もまるで赤だしみたいに、上品というか、お店で出てくるような味。しみじみ美味しいです。
後で知ったのですが、この近くにあるdieciさんでもこちらの味噌を使われてるそう。
こんな美味しい味噌を知ってしまったら、これまた市販のが買えなくなります。。我が家のエンゲル係数はこうしてどんどん上がっていくのでした。でも美味しいんだから、仕方ないですよねぇ。
【店舗情報】
店名/とりゐ味噌
住所/大阪府大阪市北区天神橋1丁目13番20号
TEL/06-6351-5653
定休日/土・日・祝
営業時間/8:00-17:00
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